メーコの芋ちゃん日記

2007年11月10日(土) 親はなくても・・・

今回は、芋助こと我がトラ蔵の、保育園生活についてお話ししようと思っておりましたが、生後6週間からいきなり保育園に話が飛んでしまうのもナニかと思い、芋助が今日までどのようにして育ってきたかを少しばかりご紹介することにいたしやす。

メーコを知る方であるならば、「う〜ん、まぁそりゃそーだろうねー」と、一も二もなく納得されることとは思いますが、まー何っつーんですか、メーコには「母の自覚」っつーモンがまぁ〜ったく無いんですわ。
仮に、メーコを知らない方であったとしても、「生後3ヶ月の赤ん坊を17時間も飛行機に乗せて激寒の日本に連れて帰った」だの、「その息子を実家の両親に預け、本人は10日間もヨーロッパに仕事に行った」だの、「その一ヶ月後にフロリダに帰るやいなや、今度はメジャーリーグのキャンプ地に連れ回り、灼熱の太陽の下連日野球観戦をしていた」だのという事実を知れば、「正にそのとーり!」とご納得いただけるかと思いまする。(…っつーか、ヘタしたら「乳児虐待」で訴えられてしまうかもしれまへんわな)

数年前に、日本では「世界の中心で愛を叫ぶ」なる映画が大ヒットをし、「セカチュー」なる造語が一世を風靡した、という話を耳にしたことがありますが、メーコは正に、その「セカチュー」ならぬ「ジコチュー」の塊のような人間であり、そんなメーコに「子供ができた!」という事実が発覚した時、親姉弟・親戚一同は無論のこと、メーコを知る全ての人が「本来ならばとてもめでたいことだけれど、これは素直に喜んでいいことなのであろうか…。 何はともあれ、とにかく不幸な子にだけはならないように…」と、大きな不安を抱いていたであろうことは、誰一人として公に語ろうとはしませんでしたが、メーコはよぉ〜っく知っているのでごじゃりますよ。
…っつーかですね、誰よりもこのメーコ自身が、「やばいんじゃないの〜?」と、それはそれは大きな不安を抱えていたんでごじゃりますよ。

ところが、です。
昔から、「親はなくとも子は育つ」と言われているように、本当〜に我が息子、芋助は、母親のメーコの無責任さなど全くモノともせず、周囲の心配も「ヘ」でもないかのように、それはそれはい〜子に育ってくれたんですよ、これが。

夜中におっぱいを欲しがって泣き出しても、メーコが「ママは眠いんだから欲しかったら勝手に吸え〜」と言えば、本当に勝手に吸い付いてそのまま寝入ってくれたし、「お前の分までジィジが金出してくれたんだから日本に行けるんだぞー。有難く思えー。」といい含めて日本に連れて帰れば、機内では一泣きもせず大人しくしてる。
2歳半になって、トイレトレーニングを始めた時も、「人間シッコとウンコはトイレでするもんって決まってんだかんな。しっかりやれぃ!」と一喝しただけで、その後2週間でトレーニングは終了。(未だに、夜だけはオムツをしておりますが)
その上、メーコが時折ブチ切れて、大人気もなく芋助に怒鳴り散らした時ですら、彼は泣き出すどころかそそくさと冷蔵庫に向かい、中から冷えた缶ビールを取ってメーコの元に持って来、「ママ〜、びやーどーじょ。」などと言って慰めまでしてくれる。 
いや〜、本当にですね、親バカではありませんが、「良くできた子」なんですよ、芋助は。

本当〜にフシギだ。人間の成長というモノは正に神秘だ。 と、メーコは一人で感動していたのでありますが、周りの人々は別に不思議とも神秘とも思っていなかったようで、弟のター助いわく、「反面教師、っつーんですかねー。“この母親には頼っちゃいけない”ってコトを、芋ちゃんはお腹の中にいる時から分かっていたんですよー、きっと。」だそーだし、友人一同いわく、「何てったって旦那さんがしっかりしてそうだからねー」だそーであって、ジジツ、そー言われて振り返ってみれば、メーコがこの4年間芋助のことを殆ど放ったらかしにしていたのに対し、ダーリンは、ご飯の世話からオムツ換え、入浴に加えて生活のしつけなど、何から何までぜぇ〜んぶやってくれていたのでありますよ。

う〜む。そうであったか。
「親はなくとも子は育つ」のではなく、「いかに母親が“パッパラパ〜”であっても、父親さえしっかりしていれば、子は真っ当に育つ」のであったのだ。
…と、メーコがようやくに気づいた時にはもう既に遅かった。

週末、朝寝坊をしているメーコに向かい、「ママ〜、早くねんねしないで朝、ちゃ〜んと起きられない人は悪い人ですよー」と言い、浴室に落ちている髪の毛を見つけては、「ママ〜、けっけはちゃんとはおかたづけしてくださーい」と言い、挙句の果てに、「ママはねー、びやーばっかり飲んでるから大きくなれないんですよー」などと言う芋助の姿は、正にもう、「ダーリン2号」以外の何者でもなかったのであーる…。

そして。
メーコが忘れたくても忘れられないこの一言、「もー、かんべんしてよー。」という言葉を息子の口から聞いた時、芋助が生まれて以来、手のひらを返したかのように冷たくなったダーリンのその態度の理由を、メーコはようやくにして理解したのであった…。

メーコは今、ダーリン本家+2号の固い結束と冷ややかな視線を目の当たりにしながら、我が身の愚かさを、真摯に受け止めて暮らしているのでありまする…。 くっすん。


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