ATFの戦争映画観戦記



【File086】�爐�んな�瓩肋茲�・・・てるじゃん!潜水艦【後編Vol.1】

2003年05月04日(日)

そんな訳で・・・GWも残り僅か・・・皆さんエンジョイしてますかぁ〜ッ(A.猪○風)さて、ご存知の様に、私ATFは今日も仕事でした・・・詳細は�狷�々散財日記�瓩鬚翰�下さい・・・こうなったらヤケクソだぁ・・・てんで、一気に観戦記を書き上げた・・・んですが、またもや文字制限の壁がぁぁぁぁぁ・・・自爆。もはや文字を添削する元気はありません・・・そんな訳で今回の観戦記は二部構成であります・・・いつもながらに、手を抜いてる訳ではありませんよ・・・汗。さてイラクでの戦火がやっと収まったと思ったら、ヨルダンの空港での爆発騒ぎ・・・なんでも拾った物体は�爛�ラスター爆弾��の子爆弾だったそうで・・・よく拾って直ぐに爆発しなかったもんです。でも件の記者氏は軍事法廷で裁かれるとか・・・下手すりゃ最悪の判決って事になりかねませんか・・・。でも日本との国家関係を考慮して、特に恩赦で罪一等を減ぜられるかも・・・。子供の頃、親に�爐覆鵑任盻Δ辰舛磴い韻泙擦鶚瓩辰椴匹�怒られましたが、やっぱその通りですね。でもなんか記念品に・・・って思った気持ちも解らないではありませんが・・・。そう言えば、先日レンタルした「ラスト・キャッスル」の中で、レッドフォード演じるアーウィン元中将が、古の武器や戦場の遺物のコレクターである軍刑務所長ウィンター大佐を指して�猖榲�の戦場を知らないヤツほど、そんなモノを集めたがる��なんて意味の台詞を言っておりましたなぁ・・・。さて前回の観戦記は「女は乗せない潜水艦」をテーマに書き始めたのですが、事の発端は島根原発沖の日本海で目撃されたという�狷罎寮�水艦��の一件でありました。そして今回続編を書いている最中に流れたニュースは、中国の通常型潜水艦の�犹�故��・・・艦内で発生した火災による有毒ガスか何かで、全乗員が殉職(ほとんどが配置に就いたままだったとか。佐久間艇長や伊33潜の事を思い浮かべてしまいました)・・・「K-19」でも描かれた様に、冷戦時代には数多くの潜水艦の事故が起こっており、未だ事故内容が明らかにされていないケースも多いとか・・・最近では2000年のロシアの原潜クルスクの事故の記憶が新しいですが・・・例え仕える国家は違えど、殉職された乗員のご冥福をお祈りいたします・・・黙祷・・・では気分を入れ替えて観戦記、今回のお題です・・・�狃�は乗せない潜水艦��が建前ですが、実は女性を乗せた潜水艦を舞台にした作品が幾つか存在します。果たして潜水艦にとって本当に�狃�性は厄病神��なのか・・・それでは開演《開演ブザー》です。恒例ですが携帯電話の電源はお切り下さい。【いつもの如くこの書き込みに資料的価値はありません】

潜艦 海の牙(LES MAUDITS/THE DAMNED 1946)
名匠ルネ・クレマン(「禁じられた遊び」「居酒屋」「太陽がいっぱい」等)が極限状態のUボート艦内を描いた、戦後潜水艦映画の原点とも言える作品ですな。1947年度カンヌ国際映画祭冒険探偵映画賞を受賞。原作の題名は「呪われた人々」って意味だそうです。第二次大戦末期の1945年4月・・・ベルリン陥落直前。一隻のUボートがノルウェーのオスロにある潜水艦基地を出航します。乗艦しているのはナチスの重要人物たち・・・フォン・ハウザー将軍(国防軍の要人)フォスター(ゲシュタポ幹部)とその手先ウィリー(殺し屋)カロッシ(イタリアの実業家)とその妻ヒルデ(実はハウザー将軍の愛人)クーチュリエ(フランスの新聞記者で対独協力者)エリクセン(スカンジナヴィア人科学者)とその娘など。彼らに与えられた使命は、来るべきドイツ敗戦を前にしてナチスの要人たちの南米亡命の受け入れ準備をする事。燃料を節約する目的で英仏海峡ルートを選んだ為、英国駆逐艦に発見され爆雷攻撃を受け、ヒルデが負傷し、その手当ての為、フランスの海岸沿いの町ロワイアンから医師ギベール(アンリ・ヴィダル)を誘拐。航行中にドイツ降伏のニュースが伝わり、次第に艦内に不穏な空気が満ち・・・懐疑心が溢れ・・・まさに終焉の第三帝国の縮図。何とか南米に辿り着くが、現地の連絡員(マルセル・ダリオ)の裏切によって上陸には失敗。艦内ではゲシュタポのフォスターが主導権を握り、脱出を図ったフランス人記者クーチェリエを射殺。Uボートは燃料補給の為、補給艦と会同するのですが、その時フォン・ハウザー将軍を始め一部乗員が補給艦に逃亡を図り・・・この時、カロッシの妻ヒルデはUボートから補給艦に乗り移ろうとして、舷側から海中に転落・・・哀れUボートと補給艦に挟まれ・・・。次第に狂っていく極限状況下で、ゲシュタポのフォスターは補給艦を雷撃、生存者の救命ボートを機銃で掃射、皆殺しにします。その後Uボート艦内では暴動が発生し殺戮が行われ、生き残った者も救命ボートで脱出、ただ一人フランス人医師ギベールが艦内に取り残され、その後Uボートは漂流を続け・・・次第に食料も無くなる中、ギベールは真実を伝える為に日誌を書き綴る・・・ラッキーな事に、最後は米海軍の哨戒魚雷艇に発見されるのでした。殺伐とした物語をドライに描き切るルネ・クレマン監督の手腕が冴える作品で、閉ざされた空間という息詰まる艦内の様子や人間たちの心理描写がドキュメンタリー・タッチのクールな視点で描き出された秀作です。撮影には本物のUボートが使用されているそうですが、詳細は不明・・・Uボートの艦長や乗員の格好が戦争末期と思えないくらいピシッとし過ぎなのでは・・・。ラストシーンで米魚雷艇の雷撃で処分されるシーンは実写シーンの様ですが・・・実際に撃破してるとすれば「鉄路の戦い」と同様に、非常に勿体無い話ではあります。タイトルの『海の牙』からは勇壮なUボートのお話が想像されるのですが・・・でも�狎�水艦��ではなく�狎�艦��って名づけたのは誰なんでしょうね・・・確かに語呂は良いですが・・・。そうそう女性が乗ってたからどうだ・・・と言えば、ギベールが誘拐される原因となったのがヒルデの負傷が原因と言ったくらいでしょうか・・・エリクセンの娘に至っては何のために乗艦していたのやら・・・。

ペティコート作戦(OPERATION PETTICOAT/1959)
米海軍太平洋潜水艦隊司令官のシャーマン提督(ケイリー・グラント)が、廃棄処分が決まった旧式潜水艦シータイガー号を訪れたところから物語が始まります。彼はこの潜水艦の初代艦長・・・航海日誌を捲りながら様々なエピソードが甦ってきます。1941年12月フィリピンのキャビテ軍港に停泊中の新造潜水艦シータイガー号は、日本軍機の奇襲攻撃を受け大破着底。米軍のコレヒドールへの撤退が決定されたため自沈が決定されるが、シャーマン艦長は命令を無視し短時間の応急処置で、取り敢えず最寄りの基地まで脱出する事を決定する。戦闘経験は全く無い伊達男の提督副官(物資調達の才能は抜群!)ホールデン大尉(トニー・カーティス)を加え・・・途中5名の陸軍看護婦たちを救出、物資調達の代償に民間人(妊婦や子供、ヤギまでいる)を乗艦させたことから混乱は頂点を極め・・・。シータイガー初戦果のトラック撃沈(笑)・・・資材不足で艦体のさび止め塗料のペンキ不足から、赤と白を混ぜたのは良いが、結果的にピンクになってしまい(白黒作品では使えないギャグ)未確認潜水艦として連合軍艦船から爆雷攻撃を受け・・・あわや風前の灯火・・・!を思わぬ機智ですり抜ける・・・『ピンク・パンサー』シリーズ『ティファニーで朝食を1961』『地上最大の脱出作戦1966』を手掛けたナンセンス・コメディの名手ブレイク・エドワーズ監督のドタバタではなくスマートな傑作コメディ戦争映画。トラブルに直面する度のケーリー・グラントの困った顔が見もの。撮影には実在の米海軍潜水艦USSバラオ(SS-285)が使用されています。セットで使用された潜水艦の艦橋がハリウッドに残ってるそうです。で、この米潜水艦の艦内が広くて明るい(なんとシャワーまで有る!)のが、狭いよ〜暗いよ〜な他の潜水艦映画と大きく違うとこですか・・・。まぁ陸軍の看護婦たちを乗艦させる以前に、色々災難が降って来てるので、特に女性が災いの元とは言えませんなぁ・・・結局は、最後のこれでもかって言うくらいのハッピーエンドに繋がっている訳ですから・・・!!実はホールデン大尉役のトニー・カーティスは、戦時中実際に潜水艦の通信兵として勤務していたそうです!彼が海軍に志願したきっかけとなったのが、ケーリー・グラント主演の「DestinationTokyo(1943)」を観た事だったとか・・・映画スターとなった後、彼が最も出演したかったのが「ケーリー・グラントとの共演の潜水艦を舞台とした映画」だったらしい。ヒロインの一人ダイナ・メリルは同じ年に製作されていたジェリー・ルイスの『底抜け船を見棄てるな』にも出演。ホールデン大尉と相部屋になるストーバル少尉役のディック・サージャントは米国人気テレビドラマ「奥様は魔女」の二代目ダーリン。「Operation petticoat」も連続ドラマ化され1977年9月〜1979年6月まで2シーズン33話が放送され人気を博したそうです。物資調達のプロは戦争映画では良く登場しますが、この作品のホールデン大尉は「大脱走1963」のヘンドリー「グリーン・ベレー1968」のピーターセン軍曹に並ぶ戦争映画史上の三大調達屋の一人に挙げられますな。『ペティコート作戦1959』はこちらをご参照下さい

潜水艦イ-57降伏せず(Submarine I-57 Will Not Surrender/1959)
いわゆる邦画戦争映画界に最も活気のあった1950年代〜1960年代の最盛期に制作された�猯票銑畧鐐莟撚茲里劼箸帖G侏イ篝�作スタッフに軍隊経験者が多数いて、本来の軍隊の雰囲気が良く描かれています。演じる俳優陣は、ざっと以下の通り・・・。
河本少佐(イ-57潜艦長/池部良)
当初は危険極まりない任務として反対しているが、国家存亡の危機に直面し任務を引き受ける。一見クールだが実は熱血漢らしい。人情に厚く全乗組員から慕われている。
志村大尉(イ-57潜先任将校・水雷長/三橋達也)
艦長の右腕で、熟練の先任将校。艦長に絶対の信頼を置いている。部下の人望も厚い。
中沢軍医中尉(イ-57潜軍医長/平田昭彦)
何よりも乗組員の健康を気遣う。英語が堪能。ベルジュ親子の身辺の世話を担当する。
清水機関大尉(イ-57潜機関長/三島耕)
足立中尉(イ-57潜通信長/岡豊)
永井中尉(イ-57潜航海長/土屋嘉男)
山野少尉(イ-57潜甲板士官/久保明)
遠藤少尉(イ-57潜配属回天特攻隊員/瀬木俊一)
太田兵雷長(イ-57潜掌水雷長/織田政雄)
竹山上曹(イ-57潜乗組員/南道郎)小林上曹(同/中島元)金原上曹(同/大村千吉)前田一曹(同/宇留木耕嗣)丸田上水(同/石田茂樹)原田上水(同/越後憲三)野村上水(同/上村幸之)阿部一水(同/多川譲二)
秋山少将(ペナン基地根拠地隊司令/高田稔)
横田参謀(軍令部参謀/藤田進)
ベルジュによる終戦調停工作を画策。河本少佐にベルジュ護送を命ずる。
三宅大尉(ペナン基地根拠地隊副官/伊藤久哉)
ペルジェ(某国外交官/アンドリュー・ヒューズ)
かつて日米開戦を誰よりも強く反対した人物。その外交手腕と人脈を買われ、日本側より連合国との講和の極秘調停役を依頼される。演じるアンドリュー・ヒューズは「日本海大海戦1969」のロジェストウェンスキー司令長官役やクレージーキャッツの「大冒険1965」でのヒトラー役などの他、多くの邦画に出演している日本では馴染み深い外国人俳優。
ミレーヌ(ベルジュ娘/マリア・ラウレンティ)
我が儘なお嬢さんで、最初は自分の不遇の原因が日本人にあると思い込んでいます。潜水艦の劣悪な環境によって体を壊すが、中沢軍医中尉の治療によって回復、いつしか心を開いて行きます。水浴びシーンに萌え〜。このマリア・ラウレンティという女優は他に出演作も無く謎の女優・・・情報求む!
もはや敗戦が明らかになるつつあった昭和二十年初夏。多くの日本潜水艦が連合国側の攻撃で失われていく中、艦長河本少佐以下熟練の乗組員たちによって数々の武勲に輝く伊五七潜に新たな任務が下る。それは日本を滅亡の危機から救うべく、連合国と少しでも有利な条件で講和を結ぶ為、特使として某国の外交官ベルジュとその娘ミレーヌを、太西洋のアフリカ北西沖スペイン領カナリー諸島まで護送する任務だった。先任将校志村大尉など一部幹部士官は、この任務を承服せず、今までの様に艦内をひとつに纏められず、数々の試練をチームワークで切り抜けてきた伊五七潜にとって前途多難な任務だった。また潜水艦は女人禁制、何か騒ぎが起こりそうな事も艦長の悩みの種・・・。しかも長距離航海用に燃料搭載量を増やす為、魚雷搭載数は発射管に装填した6本だけ・・・。そんな状況下でペナンを出航し一路カナリー諸島を目指す伊五七潜。うら若き女性しかも外国人の同乗に色めき立つ乗組員達・・・女性を乗せたが為の騒ぎはこれくらいか・・・そう言えば体を壊したミレーヌの為に�猊広�を作るエピソードがあったなぁ・・・あれで燃料余分に喰ったか・・・。行く手に待ち構える連合国の猛攻撃。生と死の錯綜する戦場の荒波を越え伊五七潜は進む・・・!幾度もの困難と敵駆逐艦の脅威を乗り越え、司令部との連絡を断たれながら、そして尊い犠牲を出しながら、遂に伊五七潜は希望峰を周り、大西洋カナリー諸島沖まで辿り着くが、既にポツダム宣言は発表され・・・時既に遅し。民間人であるベルジュと娘ミレーヌを巻き込むに忍びなく退艦させ英駆逐艦に避難させた後、艦長河本少佐は最後の命令を下す・・・「伊五七潜は降伏しない」(ワーテルローの仏軍近衛兵みたいだ・・・)身体を清め第二種軍装を着用した全乗組員たち・・・伊五七潜は待ち構える英駆逐艦群へと突撃を敢行する・・・。もはや日本の敗戦は逃れられない状況下で、こんな特攻のような勝ち目のない行動を起こす事はないだろう・・・と思えるのですが、彼ら・・・当時の日本帝国軍人たちにとっては、これが唯一の筋を通す道だったのでしょうか・・・。この作品は、監督/松林宗恵、特撮/円谷英二による邦画戦争映画を代表する作品と言えます。自衛隊の全面協力により、当時海上自衛隊に唯一所属していた潜水艦くろしおと米軍貸与の自衛艦を使用した撮影も見どころのひとつです。監督の松林宗恵氏は実際に海軍第三期予備学生を経て昭和十九年海軍少尉に任官、陸戦隊小隊長として終戦を迎えた経歴を持ち、また実家が島根県の浄土真宗の寺院だった為、僧籍をも持つ異色監督。他に「人間魚雷回天」「太平洋の嵐」「連合艦隊」「世界大戦争」を監督している邦画戦争映画界でも馴染みの深いヒューマンな演出の冴える監督です。艦内で鼠を捕まえ喜ぶ主計科水兵や垢取り競争の景品が貴重な洗面器一杯の水など、挿入されたエピソードも他の邦画戦争映画には余り見られません。またモノクロ作品なのですが、特撮監督の円谷英二氏は、特撮場面の撮影に当時まだ高価なカラーフィルムをふんだんに使用・・・カラーフィルムでモノクロ撮影した時の高い解像度を利用したとか・・・そんな貴重なカラーフィルムを使用した特撮部分なのだが、松林監督は3シーン程編集段階でカットして円谷氏を怒らせたとか。この作品の後に邦画戦争映画の大作が次々に製作・公開された為、その陰に隠れてしまった感がありますが、一見どころか十見の価値ある将に邦画の「Uボート」と言える作品です。

さて�狃�性を乗せた潜水艦��のお話「後編Vol.1」は如何でしたでしょうか・・・。次回は、まだまだある�狃�性を乗せた潜水艦��のお話「後編Vol.2」・・・今回はどちらかと言えばお客として女性を乗せたお話でしたが、次回は一味違った女性が活躍するお話をご紹介しましょう・・・【続く】

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