ATFの戦争映画観戦記



【File059】�狎亀銑瓩鉢狠α��瓩里燭瓩任覆�【ネタバレ警報】

2002年09月30日(月)

今回は焦って書き込んでおります・・・大爆。大体週一回更新なんて大層な目標を立てたばかりに、自分の首を絞める事になろうとは・・・。実はこのHPを始めた時はもうひとつの目標があったのですが、そちらの方は今じゃ陰も形もありません(泣)さて、某スーパーが輸入肉を国産と偽って販売した事のお詫びとして�犢愼�されたお客様にはご返金します・・・�瓩覆鵑童世辰燭�為に、実際に購入したとは思えない有象無象な方々がどっと押し寄せ、な、なんと当初想定された返金総額1300万円(これは、これで凄い・・・なぁ)を大幅にオーバー・・・ゲゲゲの3倍=5000万円・・・した返金が発生したそうです。中には30万円も要求された方がいたとか・・・30万円分の肉喰ってみたいですなぁ・・・ニュース映像にはどう見ても普通の消費者とは思えない容姿の方々もたくさん映っていました。オマケに激しく怒ってるし・・・なんでも某巨大掲示板に�燹�友がレシート無しで返金してる・・・�瓩辰謄好譽奪匹�立って一挙にエスカレートしたみたいにニュースでは言ってましたが、あの方々はどう見ても部屋に篭ってPC見てるような方々(別に悪意はありません)には見えませんでした・・・映像の中でも一生懸命に携帯で電話したりメール打ったりして口コミで広げてましたよ・・・世も末だよ〜ッ!
一昨日の日曜日、観て来ましたよ『ジャスティス』それでは今回の�爍腺圍討寮鐐莟撚茣兩鏥��瓩鮖呂瓩泙靴腓�・・・今回はいつもの様に�爛優織丱讚疔�載です。未だ未見の方はご注意を・・・【開演ブザー】いつものように携帯電話の電源はお切り下さい。

【なんとかしてよ配給会社の担当さん・・・タイトルですよ、このタイトル・・・】
ここ最近公開された洋画戦争映画の日本公開時のタイトルって比較的原題通りってのが多かったんですよね・・・「シン・レッド・ライン(原題/THE THIN RED LINE)」「プライベート・ライアン(原題/SAVING PRIVATE RYAN)」「U-571(原題/U-571)」「パール・ハーバー(原題/PEARL HARBOR)」「ブラックホーク・ダウン(原題/BLACKHAWK DOWN)」「ウインドトーカーズ(原題/WINDTALKERS)」て具合にね・・・まあ例外もありましたが・・・「スターリングラード(原題/ENEMY AT THE GATES)」「ワンス&フォーエヴァー(原題/WE WERE SOLDIERS)」・・・まあ「スターリングラード」は戦争映画ファンには、圧倒的に1993年版の方が人気があるのですが、百歩譲って舞台がスターリングラードだという事で許せますし「ワンス&フォーエヴァー」も主演のメル・ギブソンの過去の作品で「フォーエヴァー・ヤング」って作品に当てこんだ命銘だと考えれば�犁�してやるか・・・�瓩辰道廚┐討�ます。しかしですよ、ええ配給会社の担当さん?コレはどう言う理由ですか・・・『Hart's War』がどうして『ジャスティス』になるんですか・・・ここんとこ、小一時間問い詰めてみたいですな!

【軍法会議のシーンがあるから�爛献礇好謄�ス�瓩任垢�?】
この作品は、捕虜収容所という極限状況下で起こった捕虜同士?の殺人事件を、同じく捕虜による軍法会議で裁く、という戦争・軍隊映画の面白さと犯罪サスペンスの面白さを併せ持った作品・・・というのがセールス・コピーでした。それを裏付けるように、監督のグレゴリー・ホブリットはテレビ出身で、日本でも放送され人気があった「L.A.ロー/七人の弁護士」やNY市警の警察官を描いた「NYPDブルー」の制作を担当し、映画監督としても法廷サスペンスの傑作「真実の行方1996」父子の愛情を描いた名作「オーロラの彼方へ2000」で映画ファンの間でも人気の高い監督です。そんな事前情報を頭に入れて、いざ観に行った訳ですよ。場所は新宿歌舞伎町にある某映画館。ゆうに1000名以上は観賞可能な大劇場ですが、日曜の最終上映のせいか、入りは2割程度。まあいつもの様に、前の座席に足を伸ばしてゆったりと観れた訳です。最近流行りのシネコンじゃ、ちょっと味わえない観賞スタイルですな。前述の如く事前情報をたっぷり詰め込んだ頭で、次のシーンはこうなるだろう、などと多寡を括ってみていたのですが、超単純な頭で考えたATFの予想は見事にハズレ・・・なんでこんな結末に・・・全然�狎亀銑瓩犬磴覆い犬磴�・・・ホブリット監督侮り難し・・・。

【捕虜収容所=脱走の公式を安直に信じた私がアホだった】
古来より�猜疥瑳�容所からの脱走�瓮皀里蓮∪鐐莟撚茲涼罎任皀劵肇弔離献礇鵐襪魍領�しています。古くは「大いなる幻影1937」そして映画史上にも燦然と輝く「大脱走1963」から「空中大脱走1971」「脱走山脈1968」「脱走大作戦1968」「脱走特急1965」「マッケンジー脱出作戦1970」「勝利への脱出1980」「第十七捕虜収容所1953」「謎の要人悠々逃亡1960」等々・・・。ここ最近の戦争映画の特徴として過去の名作戦争映画をイメージさせる場面が多い(悪く言えばパクリシーン・・・)のは、何度も書いておりますが、この「ジャスティス」でもそれをイメージさせるシーンが幾つか観られました・・・冒頭で主人公ハート中尉が捕虜になるシーンで、銃撃を逃れ雪の降り積もった林の中をジープで突っ走るシーンは「遠すぎた橋1977」のドーハン軍曹のジープ爆走シーンや、「真夜中の戦場1992」のジープ全力疾走シーンに通じるものがあります。さて主人公が送られる捕虜収容所はドイツ国内アウグスブルグ郊外にある陸軍管理下の第6A収容所という架空の収容所ですが「大脱走1963」に登場する�犇�軍第3捕虜収容所�瓩里匹海�明るい雰囲気とは大きく異なり、中部ヨーロッパの鬱蒼とした雰囲気満点の�猴曚里△燭蕕覆な疥瑳�容所�瓩任后J薫狼づ�には「第十七捕虜収容所1953」の方が近いですか。「戦陣訓」の�狎犬�て虜囚の辱めを受けず�瓩辰動貶犬貿�られ、捕虜になるよりは死を選べ、と教育された日本軍兵士と西欧人の�猜疥梱瓩紡个垢覺恭个和腓�く異なります。中世や十字軍の戦乱時代から、捕虜は�狄搬絛發箸いι�収入�瓩鉢狹枸譴箸いο�働力�瓩鳰擇垢發里任△辰董∧疥困砲覆覦燭い亙疥困鮗茲觧�は、ごく当たり前の事でした。後年になると、捕虜になる事によって�‥┐諒捨呂魎道襪琉戞∩粟�から引き離す�⊃�料や物資を捕虜用として消費させる�Cα�によって一層の敵兵力に負担をかけ、敵後方を攪乱する・・・といったような重要な使命が与えられていました。日本軍は捕虜になるな・・・と兵士に教えましたが、いざ捕虜になった時の対応は全く教えていなかったのです。後年になって太平洋戦線で捕虜となった日本兵が尋問によってあっさり情報を白状したり、所持している手紙や日記から貴重な情報が得られていた事は余り知られていませんが、れっきとした事実です。話が逸れちゃいましたね。何処の連合軍捕虜の収容所でも脱走計画がありました。したがって、この「ジャスティス」でも想像はつくのですが、アメリカ人の白人系捕虜だけの収容所にアフリカ系の捕虜が収容された事によって、捕虜収容所という閉鎖された密室社会の中でかろうじて保たれていた精神の均衡状態が大きく揺らぎ始めます。さらに一般下士官兵用の捕虜宿舎にアフリカ系捕虜を居住させるといった行為が決定的な均衡の破壊を招きます・・・殺人事件の発生です。しかもそれはあらかじめ計算されていた出来事で、殺人事件を裁く為に開かれる�犒核_餤牒瓩眞α�計画の�猴枡虻鄒鎰瓩任△辰燭箸い�事も・・・。さらにその脱走計画も、ただの?脱走計画ではないって事も・・・。ただ物足りない点もあります。捕虜収容所、脱走計画、人種差別、殺人事件、軍法会議と美味しいトコが多い割りには、どれも物足りないのです。
�(疥瑳�容所と言う割りに「大脱走」の様に多彩な登場人物の人間像が描かれていない。主要な登場人物意外は殆んど台詞すらない。
��脱走計画自体が観客には余り見えてこない。全ての出来事の向こう側に見え隠れはしているのですが、脱走用のトンネルがラスト近くでいきなり登場するだけで、全貌が見えない。この脱走計画の向こうに更なる大きな目的があった事は、アホなATFの頭では直前まで解りませんでした・・・恥
��人種差別も中途半端にしか描かれていない。第二次大戦までは米軍においても白人とアフリカ系兵士は区分された部隊編成だった。アフリカ系兵士の一部は、後方勤務や輸送部隊などに配属されていたが、朝鮮戦争を経て一般的に混在配属されるのはベトナム戦争くらいか。戦争・軍隊モノ映画でも人種差別をあつかった作品は過去幾つか制作されているが「バファロー大隊1960」や「ソルジャー・ストーリー1984」のような、もっと一般兵士達の心象の奥底に強く根付いた差別意識の演出があっても良かったのではないか。
�せ�人事件もいきなり死んでるよ・・・殺人までのなりゆきが見えません。ちょっと余所見した隙に、もう被害者が死んでた・・・一体誰が殺したんだ・・・誰か教えてちょ!
�シ核_餤弔眞翕喩消�・・・時間がないのは解るが、余りに早急な展開・・・「ア・フュー・グッドメン1992」や「軍法会議1955」のような、特異な裁判形態に対する細かな演出は無理としても、もう一歩踏み込んだ法廷シーンの演出が欲しかった。

以上すべてを求めるのは、やっぱ無理なんでしょうか。そういう風に納得して観ると、二転三転するストーリー、最後まで結末が見えない演出・・・いや〜面白かった作品ですよ。�猜疥瑳�容所&脱走�瓮皀里凌靴燭別昇遒鵬辰┐觧�が出来るでしょう。
でもやっぱり�爛献礇好謄�ス�瓩辰謄織ぅ肇襪狼い貌�らないなぁ!やっぱ原題通りに�爛蓮璽帖ΕΕ�ー�瓩砲靴突澆靴�ったですね。でもね・・・「Hart's War」って一体・・・やっぱ「心の葛藤の戦い」それとも「ハート中尉の戦い」・・・?

【心の戦い・・・説】主要登場人物それぞれの�狄瓦粒詁�の戦い�瓩辰凸未鯢舛い討い襪噺世辰心囘世�ら見てみると・・・。
【マクナマラ大佐】ブルース・ウィリス/ハリウッドのトップ俳優の一人
バリバリの軍人一家の中で育った生粋の士官学校出の捕虜収容所のリーダー(ウェストポインター/所属は第1歩兵師団/ジャケットの袖には「最前線物語1980」でも有名な部隊章が・・・)捕虜となって、毎日をただ無作為に過ごしている自分に対する葛藤を絶えず感じているようです。ハート中尉が受けたのと同じ拷問を一ヶ月も耐えたそうなので強靭な神経の持ち主なのでしょう・・・反面、その結果精神をどこか病んでしまったのかもしれませんが。今回の脱走計画が、そんじょそこらの脱走計画と大きく異なるのは、彼の軍人としての矜持・誇りの成せた結果だったのでしょうか・・・(お話の途中までは、ただの自尊心の強い意地っ張りの頑固者・・・差別主義者の様にしか見えません・・・)ハート中尉他、軍法会議に加わった者が、脱走の共謀者として処刑される寸前に、軍人としての責任感から自ら全ての罪を負います(ブルース・ウィリス美味し過ぎって感はありますが・・・)
【ハート中尉】コリン・ファレル/ハリウッド期待のアイルランド系俳優
名門イェール大で法律を学んでいる最中に召集されたらしいですが、上院議員の父親のコネで、士官として後方の司令部勤務要員に甘んじています。しかし本人は、案外危険の少ない後方勤務を良しとしていたのかもしれません。でも捕虜になった事は�牴般召涼儉瓩抜兇犬討い詬佑任后�でもそれ以上に、独軍の尋問によって情報(燃料補給所の位置)を白状してしまった事が、シコリとなって心の奥底に残っています(でも、後半部分では余り心の葛藤は描かれていませんが・・・)マクナマラ大佐指揮の脱走作戦(コレを書いてもいいものか・・・エイ書いちゃえ・・・収容所に隣接する軍靴工場、実は弾薬工場を爆破するという重要な目的が・・・)と、それを偽装する為仕組まれたスコット少尉の殺人事件の間の板ばさみとなり、最後は全てを収拾する為、大方の予想を反した決断・・・すべての罪を自分自身が被る・・・という暴挙に及ぶ。ほんとこの行動は予測できませんでした・・・(でも演じるコリン・ファレルいい味出してます。早く�爛織ぅ�ーランド�甦僂覆�ゃ・・・)
【ビッサー大佐】マーセル・ユーレス/ルーマニアで有名な舞台俳優
旧プロセイン貴族出身の様に思える独収容所長。第一次大戦からのベテラン職業軍人。息子をロシア戦線で亡くしながら、自分が後方の捕虜収容所長の職務に甘んじている事に、何らかの負い目があるのではないでしょうか・・・。実は若りし折に米国へ留学しており、その時の留学先が�爛ぅА璽訛膤忰瓩修Ε蓮璽斑羂咾寮菁擇覆里任靴拭�先輩としてハート中尉をいろいろと援助しますが・・・戦死した息子の姿と重ねていたのかも。でも途中まで冷徹な収容所長として描かれております。部下と捕虜の裏切り者が通じているのを黙認していたようですが、潔しとは思っていなかったのでしょう。ラストシーンでは途端に冷徹な収容所長に逆戻りしますが、これは可愛がった子犬(ハート中尉)に裏切られたと思い込んだためか・・・。脱走・工場爆破事件により、大佐自身の監督責任の追求は免れないでしょう・・・マクナマラ大佐を射殺したことも・・・でも射殺によってハート中尉他の捕虜の責任をマクナマラ大佐一人に取らせたのは、ビッサー大佐最後の良心でしょうか・・・。
【スコット少尉】テレンス・ハワード/将来が期待されるアフリカ系俳優
第一次大戦に従軍した父親を見習い�犧絞稔瓩世蕕韻寮験茲�らの脱却を夢見て軍に志願したが、軍人として父親としてアフリカ系としての�犖悗雖瓩鮖�ち、軍務に忠実に励み、アフリカ系パイロットによる初の護衛戦闘機部隊�爛譽奪疋董璽襯┘鵐献Д襯広瓩韮控〃眥討離─璽垢砲覆辰燭砲盍悗錣蕕此�軍隊内でも�犧絞稔瓩�らは逃れる事が出来ませんでした。スケープゴートとして本人の意思とは関係なくマクナマラ大佐の脱走計画に荷担することになります。判決前夜、独房を訪れたマクナマラ大佐が残していった�狄渓鸚蚕餃瓩△譴�・・・大儀の前に死んでくれ・・・という大佐の心のメッセージだったのでしょうか・・・脱走計画を知らされた後、ハート中尉にいっしょに脱走するよう言われますが、潔く大儀に殉じようとします。本人も言ってる通り、ドイツの田舎道をアフリカ系の彼が歩ける訳ないもんなぁ。「ウインドトーカーズ」のナバホ暗号通信兵ヤージーと同じく、息子に対し戦場における�犖悗雖瓩鮓譴蠏僂飴�でしょう・・・。

【ハート中尉の戦い・・・説】
主人公が極限の戦場で、孤立無援の戦いを経て成長していく様を描いた作品・・・という観点で見てみると・・・
ハート中尉の父親は上院議員で、そのコネを駆使して、司令部付き将校という地位に就いています。彼の父も、祖父の恩恵によって第一次大戦では本部付きの将校だったようです。この物語の舞台は独軍による最後の大反攻作戦�爛�リストローゼ�畉鄒錣�行われた1944年12月後半。ドイツ降伏の終戦まで僅か5ケ月程前のことです。独軍の反攻が無ければ、ハート中尉は一発の弾丸を撃つ事なく、部下に突撃を命令する事もなく、ただ司令部要員として安穏と過ごしていた事でしょう。しかし、独軍の反攻作戦に巻き込まれて捕虜となったハート中尉は、捕虜収容所の中で発生したアフリカ系将校による白人下士官の殺人事件を審議する�犒核_餤牒瓩箸いΝ狎鐓讚瓩念貎佑農錣�事になります。今まで父親の庇護の中で生きてきたハート中尉が、初めて誰の庇護もなく(まあビッサー大佐の援助は大目に見て・・・)孤立無援の戦いの渦中に放り込まれながらも、一人の男として成長していく物語・・・「ハート中尉の戦争」なんて考えられないでしょうか・・・。
※よくよく考えてみると「心=Heart」だよな〜ッ。って事は原題「Hart=ハート」って事は、やっぱ「Hart's War=ハートの戦争」じゃんか〜ッ。どっこのサイトも「心の戦い」って勘違いしてるって事か・・・!

一体どっちの解釈が適切なのか・・・前者の方が最もな様にも思えますが、やはりもう何度か観てみないと、結論は出ないのでしょう・・・。戦闘シーンは最初の少しと、P51の地上掃射、捕虜収容所上空での空中戦(P51と戦って撃墜される独軍機って一体?)しかありませんが�爛Εぅ鵐疋函璽�ーズ�瓩魎僂晋紊覆蕁�火薬はうす味で�爐�すすめな作品�瓩任后�そうそう久しぶりに�犒瀕薛瓩離�ッコイイ・・・戦場の浪漫だなぁ・・・映画を観ましたよ。更新ノルマに追われて寝惚け頭で書いてるので、自分自身で文章が滅茶苦茶なのは解ってるんですが・・・寝み〜ぞぉ・・・次回は、今が旬・・・失礼・・・な作品「宣戦布告」を観てくる予定です。お楽しみに【続く】
【一部加筆】2002.10.08 【ハート中尉の戦い・・・説】※以下を加筆

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