ATFの戦争映画観戦記



【File018】�爛薀ぅ鵑亮蕕雖畉鄒鑒�動記念特集「合言葉は�爛淵奪牒瓠�

2001年12月18日(火)

と、いう訳で「あゝ邦画戦争映画は燃えているか」特集の途中ですが�狷�本製戦争映画リスト�瓩話戞垢箸靴得�作進行中の為�犂從探拌雖瓩澗乎里猟未蝪隠坑苅看�12月16日はヒトラー最後の大博打「Wacht am Rhein(ラインの守り)」作戦発動の日です。ドイツ・フランス・ベルギーに挟まれたアルデンヌ地域を舞台に、独軍機甲部隊が折からの悪天候下、連合軍の後方主要兵站であるアントワープまで一挙に進撃しようという大反攻作戦、俗に「バルジ(突出部・出っ張り)の戦い」として有名ですが、戦争映画の題材としても「バルジ大作戦」を始め、多くの作品の舞台背景として登場しております。戦略的要衝バストーニュを守る米101空挺師団の臨時指揮官マッコーリフ准将の、独軍降伏勧告に対する戦史に残る名回答「NUTS(ナッツ)」。それでは皆さんを1944年末のクリスマス近いアルデンヌ地方へご招待しましょう・・・。

【バルジ大作戦】
この作品については、戦争映画ファンだけでなく一般の人の間でも超メジャーな作品(本当かぁ〜?)なので多くは語る必要はないでしょう。この映画で戦争映画の世界に引きづり込まれた方も1人や2人じゃないのでは・・・。昔は年末のテレビ洋画劇場で2週に渡って前・後編で放映され、後編の最初に放映される�狒以圓里△蕕垢賢瓩縫錺�ワクしたもんです。ところで私の手元には「バルジ大作戦完全版」なるビデオテープがあります。そう世界中で数本しか存在しないと言われる幻のテープです。現在「バルジ大作戦」の通常版は約141分、ロングバージョンは15分長く156分ですが、実際には過去のテレビ放映時に放送された幾つかのシーンが収録されていません。例えば「独軍地下司令部でのシューマッハ中尉指揮下の偽MP襲撃訓練シーン」とか、かの有名なパンツァーリートのシーン後「地上にズラリと並んだM47ティーガー?戦車群の車列前を査閲するヘスラー大佐一行」アンブレーブの救援に派遣される「155mm砲輸送列車の高速(早回し)走行シーン(このシーンはロングバージョンには収録)」「ウォレンスキー大隊への死守命令シーン」「ヘスラー大佐の狙撃シーン」「ウォレンスキー少佐のジュネーブ条約確認シーン」がその代表的なものです。LD版やらビデオ版、TV放映シーンの繋ぎ合わせの為、画面がシネスコ版からTV版に、字幕から吹替えへといきなり切り替ったりますが、編集された方の努力が�爛献鵐献鶚甼擦貿�く伝わってくる一品です。因みに、この作品での「NUTS」の邦訳は「ボケナス」でした。おお、それと橋の上で撃破される哀れなM24チャーフィー戦車の愛称は「KRAUT KILLER」号でした・・・。

【パットン大戦車軍団】
言わずと知れた猛将パットン将軍の半生を描いたアカデミー賞受賞の�狎鐐莟撚菎膾遶瓮献隋璽検Γ叩Ε好灰奪箸�感情の起伏が激しいパットンの生涯を華麗に演じてます。アフリカ戦線やシチリア戦などハイライトシーンは幾つもあるのですが、なんと言っても後半のバストーニュ救援に向かう第3軍の進撃シーン。戦車・軍用車両の縦列進撃シーンは「レマゲン鉄橋」とはまた一味違う感動シーンでした。M4ベースの戦車回収車(M32?)やM24(41?)の砲塔上にロケットランチャー装備型などマニアにはうれしい車両も登場。M41の砲身からマズルブレークを外したタイプはM24の長砲身タイプみたいでカッコ良いですな・・・。そうそう、この作品での「NUTS」邦訳は「間抜け」です。

【アイク】
連合軍最高司令官アイゼンハワー元帥の半生を描いたテレビ映画。二次戦時の連合軍最高指導部の人間関係などが良く描かれてます。この作品でも第3部でダレン・マクギャビン演じるパットン将軍率いる第3軍のバストーニュ救援シーンがありますが、戦闘シーンの殆んどは「パットン大戦車軍団」の使い回し・・・オリジナルシーンではM10戦車駆逐車が登場するシーン。101空挺隊員と第3軍先鋒部隊の兵士が合流する場面にパットンが居合わす?ってトコぐらいでしょうか。個人的には、この作品のパットンの方が好きです・・・ジョージ・C・スコットよりもジョージ・ケネディより、ましてやカーク・ダグラスよりもネッ!!「NUTS」の邦訳はちょっとお下品に「金●野郎」って訳になってます。

【戦場】
映画検索サイトで調べると「戦場」って作品は4作品出てきますな。有名なのはバート・ランカスター主演の初期ベトナム戦版「戦場」マイナーだけどビデオにはなってるニック・ノルティ主演の太平洋戦線版「戦場」さらによくわかんないロシア版「戦場」、そしてバストーニュ守備の101空挺師団の将兵を描いたコノ「戦場」です。アメリカ軍空挺部隊員の軍装とかがシッカリ描かれた�猝昇遶瓩任后�しょっちゅう噛み煙草をクチャクチャやってる軍曹、入れ歯してる兵隊、即席栽培の小隊長、南部出身で始めて雪を見てはしゃぐ兵士、米兵に変装した独兵のエピソードなど見所満載です。この映画ではM1ガーランドライフルの発射音が「タンタン」って聞こえます。ちょっとしか登場しませんがM18ヘルキャット戦車駆逐車やルター派の従軍牧師のシーンも印象的です。この作品での「NUTS」の邦訳は、ズバリ「アホ!」でした・・・。でも一番印象に残っているのは隊員たちが行進時に歌う愛称歌・・・不勉強ながらタイトルを知りません・・・ラストシーンで軍曹の掛け声とともにボロボロに成りながらも歩調を取り行進して後退していく分隊・・・「故郷はいいか♪」「ジョディはいたか♪」「彼女はいたか♪」・・・ハリウッド戦争映画の名脇役リチャード・ジャッケルも好演してます。

【スローターハウス5】
SF作家カート・ヴォガネットの原作による、ちゃんとした?SF映画なんですが・・・すみません。何度か観てますが良く主旨を理解しておりません。戦争映画として観ちゃいかんのでしょうか・・・オープニングシーン、主人公が毛布を被って雪の中を逃げ回るシーンから、捕虜となり護送列車に積み込まれるシーンまでが、アルデンヌの戦闘関連シーンです。現在、未来のシーンが交差して編集されているので、戦争映画として観てちゃストーリーについていけないのかもしれません・・・独軍ハノマグもどきの装甲兵員輸送車がカッコ良く登場。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。ドレスデンの無差別爆撃シーンは大迫力です・・・。

【大反撃】
バート・ランカスター主演。バルジ戦時、戦略的要衝?にあるベルギーの古城に立て篭もり独軍大部隊を迎え撃つ米軍分隊のお話。何故彼らがたった10名程度で、しかも少佐が指揮し、部下に大尉(TV版字幕では�狢膂岫瓩辰討覆辰討泙靴拭�悲)までいて・・・あんな作戦を行う羽目になったのか。しかも反対もせず、逃亡もなく・・・。更にたった1台のジープで乗り着けた割りには、爆薬やらバズーカやらM2重機やら、何処に積んでいたのか・・・も不明。バート・ランカスター演じる少佐の眼帯の謎も・・・あんなに綺麗な古城や庭園をぶち壊さなくても・・・何から何まで謎だらけの作品なのでした。そうそうマズルブレーキ付き砲身のT34/85も違和感バリバリですな。元パン屋の米兵役のピーター�爛灰蹈鵐椨瓮侫�ークは「アンツィオ大作戦」の役よりは似合ってますよ・・・。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【攻撃】
バルジ戦時の米軍歩兵中隊内部のドロドロした人間関係を描いた作品。戦争映画に登場する無能士官の中でもトップクラスの中隊長クーニー大尉と上官のクライド大佐(クーニー大尉と同郷州兵出身で、彼の親父(地方判事)の後押しで政界出身を狙っている。演じるはリー・マービン)無能な上官のため多くの部下を死なせてしまう、可哀想な小隊長コスタ中尉。戦争映画ファンの間では、結構人気がある作品ですが、私ATF的には人物表現が全体的に中途半端に感じます。中隊長クーニー大尉は士官としては無能ですが、悪人には感じられません。クライド大佐も同じく悪人度は低いのではないかと・・・。逆にジャック・パランス演じるコスタ中尉は中途半端な善人で、もっと早く怒れよ・・・なんて思ってしまいます。ラストシーンで死ぬシーンも能書きが多すぎる・・・スッキリしない人物設定です。でもあの表情のままで死ぬのも大変だなぁ〜とは思いました(爆)米国内での撮影の為、作りはコンバットに似ています。M3軽戦車改造の独軍戦車は、その容貌が戦争映画ファンの間でも語り草な作品です。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【誇り高き戦場】
タイトルは派手ですが、ワクワクするような戦闘シーンはありません。独軍の侵攻により戦線後方に取り残される米軍慰問の楽団を指揮するチャールトン・ヘストンと、それを捕虜にする独軍部隊の指揮官マクシミリアン・シェル(独軍将官役がハマッっています)との、良く言えば�狠砲慮悗蝓μ祥世鯏劼韻神錣き甍�く言えば�牋嫦呂猟イ蟾腓き瓩辰討箸海任垢�・・・。途中で紛れ込んできた米兵が独将校に疑われトロンボーン?を吹かされるシーンはハラハラ度満点。ラストシーンの小競り合いシーンで、恐らく生まれて初めて撃つであろうチャールトン・ヘストンのシュマイザーは良く当たります・・・残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【真夜中の戦場 クリスマスを贈ります】
独軍侵攻下のアルデンヌ最前線。敵味方の入り乱れる最前線で若き米兵たちが遭遇する悲しいエピソードのお話。イーサン・ホークやケヴィン・ディロンを始めとするハリウッド期待の若手俳優が多数出演のリトル・メジャー作品。戦場の異様な環境の中で序々に精神を病んでいく兵士。最前線で出会った独兵たちとの間の密かな・・・そして束の間の平和。やがて、それらを引き裂く一発の銃声・・・。独軍大部隊に追われ、カチカチに凍った道(アイスバーン)を必死でジープで逃げる米兵たち。迫力満点のシーンです。何処となく作品の雰囲気が「プライベート・ソルジャー」と似てる・・・って思うのは私だけでしょうか。小粒な作品ですが、ジックリ良く作られた作品です。残念ながら「NUTS」のシーンはありません。

【パンツァー鋼鉄師団】
遂に御大登場、っていうか、そうなんです。この作品バルジ戦が舞台だったんですね・・・多くは語りません。ヨーロッパで行われた軍装マニアのコンベンションのアトラクション・シーンを使って映画を作ってしまった・・・という戦争映画カルト部門堂々上位入賞作品です。爆発・発火シーンは全てCG加工。セリフのないエキストラ登場人物たちの年齢が高いのが難点ですか・・・ハノマグもどきの装甲兵員輸送車が良く動きます。マーダー対戦車自走砲は良く出来てますな。チョッチだけですが四号駆逐戦車が登場。その後方には、かすかにティーガーの雄姿が・・・?主人公のブラウ少佐?頭がでかいのかヘルメットが小さいのか・・・。果たして続編は制作されるのであろうか・・・?当然のことながら「NUTS」のシーンはありません。

【アルデンヌの戦い】
おっとタイトルの付け間違い・・・正確には「アムステルダムの戦い」です・・・(爆)マカロニコンバット物の歴史に残る�猝足畉遒任后�まったく�爛▲襯妊鵐未寮錣き瓩箸牢愀犬覆ぅ好函璽蝓爾任垢�「バルジ大作戦」の翌年公開のため、映画会社の宣伝担当が、いかにも関係ある作品っぽく勝手に名付けたってのが定説・・・。一応バストーニュ戦の如く米空挺部隊と独軍戦車部隊との�狒埓筬瓩弊鐺�シーンはありますけど・・・それにしても・・・名優クルト・ユルゲンスの出演が可哀想です。オープニングシーンで、クルト・ユルゲンスの乗る乗用車が走る、破壊された独軍車両の車列のシーンは、一体何処のイメージなんでしょうか・・・?戦争映画ファンとして、もっと悲しいのは、この映画の中の�牘寝浪�の独軍司令部から宝石と機密書類を盗み出す�瓮掘璽鵑鮖箸げ鵑靴董崟鐐茲藩Ь陝廚辰萄酩覆裡吋┘團宗璽�(ジョージ・ペパードの作戦シーン)が撮影されている、って事でしょうか・・・(泣)残念ながら「NUTS」のシーンは・・・あったら怒るでしかし・・・。

史実では12月16日に発動された独軍の反攻は19日の時点で最大侵出となり、その後は連合軍の反撃による独軍の後退、防衛戦となり12月24日クリスマスイヴに作戦中止となりました・・・。ただ今鋭意製作中の�狷�本製戦争映画リスト�瓩任垢�、現在約300タイトルをピックアップしました。果たして年内に完成できるのでしょうか・・・【続く・・・か】

 転進【前ページ】  作戦履歴【TOPページ】  前進【次ページ】


観戦武官視察数【 】
【感想等お気軽に書き込み下さい】

My追加

皆さまにご投票いただいた結果は→【こちら】