ただいまマイクのテスト中。

2003年04月02日(水)  アトランティスと黄金の羅針盤


「アトランティスのこころ」ようやく読み終わりました〜♪
映画の予告編を見て、期待していたほどには感動しなかったんですが(-_-;)、文学作品としては非常に良質な作品でした。
一回読み通して、そのあとさらさらっと斜め読みしてみたんですが、一回読んだだけではわからなかった暗喩や対になる表現が散りばめられていて、とても綺麗な構成でした。
物語は、五つの独立した短編から成る凝ったつくりで、それぞれが微妙にリンクしています。中でも二番目の「アトランティスのハーツ」は傑作☆(この部分、映画でどうなってるんだろう。まさかまるごと省略とかされてないよね・・・ドキドキ)

《平和を守るための殺人なんて、純潔を守るためのファックとおんなじ》

なんて実に含蓄あふれる警句だと思うんですが。
他にも、第一部「黄色いコートの下衆男たち」での一節↓

「本はポンプのようなものだ。最初に読む側が力をこめなければ、なんにも出てこない。なぜそんなことをするかといえば、最初にさした呼び水以上の見返りが・・・・・・いずれは手に入れられると思うからだ」

ポジも小説を読むとき、取っ掛かりにいつも苦戦する方なんで、「わかるわ〜、うんうん」と一人頷いてました(笑)

そんでもって、タイトルの「アトランティス」は一体何の意味なのか、結局わからないままなのであった・・・・・・。
(レッツ、トライ!)


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「黄金の羅針盤」

フィリップ・ブルマンの「ライラの冒険シリーズ」第1巻。
なにが苦労したかって、主人公ライラの悪ガキぶりに慣れるまでがかなりしんどかったです(^_^;)
ナルニア国シリーズでも、性格の悪い子供が主人公の巻はかなり読みづらかった覚えが。
だけどよく考えると、子供って大なり小なり悪ガキ要素は持ってるんですよね。
みんながみんな、セーラとかポリアンナみたいだったら気持ち悪いって。

特筆すべきは設定。
詳しく書くとネタバレになるので割愛しますが(←今更・・・)、クマが! 北極グマの彼がすごく好きだー―――!!!
ダイモン(守護精霊)とかダストとか、科学的な描写はいまいち頭に入ってませんが(・・・)、純粋に面白かったですv
残る2巻(「神秘の短剣」&「琥珀の望遠鏡」)が楽しみ♪
個人的にプッシュなのが表紙のイラストです。
動物ファンにはたまりませんvvv


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