2006年09月21日(木) |
どうにもやりきれない。 |
会社で、上司が「今月いっぱいでやめることにしたので…」とご挨拶に来られた。 人事異動で、私のつとめている会社のトップ(私を雇ってくれた人)が本社へ異動になって、その後を受けた人がやった社内編成で、この上司の職を外したのがきっかけ。 この上司は、この会社の開発力を底上げするために、ほかの会社を引退したところに声をかけて、今までの経験を生かして仕事を教えて下さいと、わざわざ来ていただいた人だ。 わざわざ来てもらった人の部下を取り上げ、仕事を取り上げて 「居場所がないからね…」 そう上司に言わせたトップ後任のやりようが、どうにも嫌なのだ。 噂では、上司とトップ後任の両者の元いた会社同士での派閥があるとか。 (うちの会社の偉い人達は、ほとんどいろんなところから引っ張ってこられたひとばかりなのだ)
朗らかで博識で、穏やかなこの上司が、こんな仕打ちを受けて辞めて行かなきゃならないのが、どうにも納得いかなくて、やりきれなくて、たまらない。 開発部が打ち合わせをしているのに、この上司がぽつんと椅子に座っていたあの様子が忘れられない。
ちなみに上司の後がまについたのは、後任トップ系列からきた32歳。 現役の強みがあるのか。この倍を生きた上司の経験が強いのか。 私にはもう正直どうでもいい。 ただ切ない。 なんだか悔しくて。 今まで、いろんな人が辞めて行くのに立ち会ったけれど、こんなに辛いのは初めてだ。 こんなに涙が止まらないのも初めてだ。
私を雇ってくれた元トップはカリスマ的だったのかもしれない。 一件愛嬌のあるおっちゃんだけれど、いろんな技術者を引っ張ってきた。 職場を何となく穏やかにして、やる気を起こさせる魅力があった。 でも後任にはそれは感じられない。 現場にトップが手を出すのは、正直賛成しない。社長=技術者ならともかく。現場は現場に任せてくれるのが良い上司だと、私は考えているから。 この後任トップはバカだ。 二通りある選択肢を、わざわざ一つにした。 我を通すためにこんな選択をしたのなら、この会社の先、あまり明るくないのかもしれない。
私も、まだ半年先まで契約が残っているけど、そのあと、どうしようか迷っている。 切られるの覚悟で、反抗するか?(苦笑)
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