日記帳
ぐだぐだと毎日の記録です。
タイトルの頭についている記号は
U=更新有り、D=DOLL、T=TV、G=GAME、
B=BOOK、S=SEWING、F=FIGURE、M=MOVE 
です。

2006年09月18日(月) G:「マグナカルタ」

 …。
 ようやく終わりました。
 web上ではマルチエンドだとか、2パターンとか噂がありましたが、もう、2度とこのゲームをやることはないでしょう。
 私には向いてないです。はい。
 ネタばれもありますし、興味ない方もおられるでしょうから反転しときます。
 見せたくなければ、書くべきではないのですが、これが言わずにおれるかー、的(苦笑)。

 FF7で、ヒロインAが死んでヒロインBに入れ替わるシナリオについて、結構バッシングがあったと思うけれど、見事に踏襲されてしまってげんなり。
 ていうか、もともと出会ってすぐくらいヒロインAの正体も分かってしまってげんなりした上に、好みのヒロインじゃなくてうんざりしながらプレイをして、ようやくこいつがヒロインでも良いか、と思いはじめたらヒロインBに入れ替わり。
 ヒロインBに気持ちが行かないまま、最終的には恋人モードっぽくなっちゃって、主人公に向かって「節操なし!!」と突っ込む私。
 主人公=プレイヤーの気持ちはどこに持って行けば良いんでしょうか、この『RPG』。
 もともと、プレイヤーの気持ちなんかどうでも良いから、自分達の作ったシナリオを辿っとけばいいんだよ、と言われているようでもう萎え萎え。
 恨め恨めと言われ続けるシナリオなのに、恨まなきゃいけない理由が自分的には薄くて、戸惑うしね。
 あと、全滅しないとシナリオが進まないシナリオも、プレイヤーを小馬鹿にしていて不快だ。
 このゲーム、何度か中ボスクラスの敵と戦うことがあるんですが、その時には「このまま行くと勝てる!」って時にも無理矢理戦闘中断させて、「今回はこのくらいにしておいてやる」的な捨て台詞を吐いて終わることもあるから、全滅シナリオなんか意味ないのに。
 演出的に全滅した方がかっこいいんだと言うのは分かるけれどね。
 まぁ、この全滅シナリオは、味方の攻撃が全く歯が立たない、と分かっている上での進行なので、粘るだけ無駄なのですが、けれどもゲームの基本が全滅したら『ゲームオーバー』である以上、戦闘なんかさせないで一撃全滅にしないと、正直無限ループに入るとこだったし、自分の手で味方パーティー全滅させないといけない(このときは一人死んでももう一人いれば、復活系のアイテムですぐに立ち直せた)嫌な気持ちを味合うことになる。
 全滅シナリオはあっけなく「全滅することがシナリオ通りですよ」とわかるように全滅させて欲しいもんです。
 戦闘システムは面白い方だと思うけれど、最終奥義を究めた主人公が、最初から登場する敵を一撃で倒せないのは、ストレスがたまるというか、爽快感がないので、何度もする戦闘なのに苦痛ばかり。
 グラフィックはきれいでしたし、デザインも良いと思いましたが、女性キャラみんな巨乳は、にやにやする以外ありませんでした(冷笑)。
 マップ画面では、以前もこのネタを書いた時に激怒してましたが(笑)、ひどいマップ(通常移動画面)だと思います。
 このゲームは基本、敵が見えません。(いや、見えるのですが、視野範囲が狭いので発見できないと言う感じです)
 警戒して歩くと、敵を見つけやすくなる、ということで敵がみえます。
 敵に気付かれる前に攻撃を仕掛ければ、こっちが先制攻撃をとれて、しばらく相手が反撃してこない、というシステムです。普通に移動すると、相当敵に近付かないと敵が見えず、この状態で攻撃されると、先制攻撃を受けたことになって、しばらく反撃できません。警戒しつつ歩いて、先に敵を発見し、先制攻撃を仕掛けるのが戦闘の常套です。
 つまり、『画面上の敵が見えなければならない』のは『当然』でしょ???
 このマップがひどいのは、障害物によって敵キャラが隠れることが頻繁にあることなのですね。(立ち木、岩、曲がり道…)
 障害物だけでなく、画面手前に向かって歩いてくるようなマップ画面が頻繁にあるので、『手前に敵キャラがいる時』にはやはり見えないわけですね。
 そのマップの視野不足を補うために、小さな敵レーダー画面が基本的に表示されるのですが、それがあるせいで、せっかくの綺麗なマップの「グラフィック」はないがしろになります。
 そもそも、この『主人公がこのゲーム世界を歩くのを見せるためのマップ』と言うシステムを捨てて、『主人公が見るこのゲーム世界』にしてくれたら、マップグラフィックも堪能できて、障害物で見えなくてイライラするストレスからも解放されて、主人公=プレイヤーがゲーム世界に馴染めるのに、と思わずにいられません。

 …。こんなとこかな。
 もったいないゲームではあります。
 グラフィックはきれい。バトルシステムは悪くない。シナリオも酷くはない。
 のに、のに、のに。
 良いゲームにならないのは、バランスの悪さと、プレイヤーをないがしろにしているところかも。
『RPG』というのは、主人公になって遊ぶゲームだと解釈しているので、『プレイヤーはメーカーの作ったシナリオの言う通りに流れてりゃ良いんだよ』と言う姿勢のものは、『RPG』なんて名乗らずに『なんちゃってRPG式ゲーム風ドラマ』とか名乗っとけ、と思う最近です。
 費やした時間96時間、キャラレベルほぼ平均56(主人公60)。
 もうやらない。
 PSPでも出てるみたいだし、XBOXで2がでるとかちらっと見たけど、買わない。
 くそゲーとは言わないし、このゲームを好きな人がいるのも理解できる。
 でも自分には合わない。
 そんなゲームでございました。


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みさき [HOMEPAGE]