昨日の日記。 内容はともかく、睡魔に抗い、幾度となく意識を失いながら書いたにしてはまとまっている気がする。 無理矢理、己を覚醒させつつ、文章が変な事になっていれば直し、 おそらく夢から索引したであろう意味不明の言葉を見つければ、また直し。 昨日の日記は、極爆の努力の結晶ともいえる作品なのである。内容はともかく。 さも適当に書いた様な日記にこそ、奮闘の痕跡があるのですよ、という話。 まあ、適当に見えて、本当に適当に書いた日記の方が多いのだが。
本日、物置からとある道具を出そうとする。 鍵を開けて中を…あれ…開かない。 手応えはある、つまりは内部から何かがドアを押さえているのだ。 やっとの思いで物置をこじ開け、中を覗いて納得。 何かが押さえていたのでは無かった、全ての物が、ドアを押さえていたのだ。 何かの拍子で、適当に詰め込まれ、山積みにされていた荷物が雪崩を起こしたらしく、内部はまさに混沌の庭。 荒れ果てた物置内部にげんなりしながらも、とにかく目当ての物を… ガラリ。 眼前で崩れた山を見て、極爆、ついに破裂。 うわあぁぁぁっ! 捜し物など、もうどうでもいい。この光景、もはや勘弁ならぬ。 気付けば、全てを投げ出して、昼から暗くなるまで、延々と物置を片付けていた。 極爆、見えない所が汚いのは耐えられないのだ。人の視線に晒されないからと、何でも適当に詰め込む様な片付けは、片付けにあらず。 狂気を含んだ片付けにより、倉庫としての役割を果たせるまでに復活した物置を前に、心を震わせる極爆。 良かった…何か用事があった筈だが、もう思い出せない。 しかし、今日は良い夢を見られそうだ。
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