嵐の様な毎日。 極爆は、ただ波に揉みくちゃにされるがまま。 己の立ち位置すらぼんやりとしか把握出来ぬまま、自覚無しに生きていたら、 明日は木曜日らしい。 波に抗い、掻き分けて初めて、人は己を確立する事が出来る。 忙しい中にも、それなりに感覚は鋭敏にするべきなのだなあ… カレンダーを眺めつつ、そんな事を考えていた本日の極爆。
本日は雨。 まごうこと無き雨天であったので、堂々と傘を持ちバスに乗る。 社会人なのだから、傘自転車とかは有り得ないのだ。 プラプラと吊り革に捕まりダラダラと乗り換え、ススキノに到着。 職場に行く前に、ふらりと漫画屋…もといコンビニへ。 店内に入る為に傘を閉じた瞬間。普段とは違う感触がぐにゃりと。 あ…傘が折れた。 開閉ボタンの裂け目を基準に、取っての部分と本体が真っ二つ。 え?傘ってこういう壊れ方だっけ? 今まで経験の無いビニール傘との別れだったが、 考えてみれば、ビニール傘との別れはいつも紛失。 劣化するまで酷使した事など無かった気がする。 ほう…ビニール傘はこうやって壊れる物だったのか。 唖然と、手に残る二つの残骸を眺める極爆。 取っ手の無い傘を支えながら、とぼとぼと会社を目指す極爆。 後ろからその様を見ていた人がいたならば、極爆がこれから仕事を始める人間なのだとは判断出来なかったであろう。 それほどに、朝から何だか切ない気持ちになっていた、極爆であった。
|