通勤時、地下鉄で座席を確保するのは、とても重要な仕事。 起きぬけで満足に動かない身体を少しでも整え、職務に臨みたいのだ。 立つか、座れるかの瀬戸際で毎日サラリーマンと鎬を削っている極爆。 無事に席に着けた場合は、勝者の証として文庫、iPodを準備、 視覚、聴覚、触覚をシャットダウン。目的地までゆったりと過ごす。 サラリーマン達を押しのけ、手にいれる至福の時。 誰かから勝ち取るからこそ、ここまでの満足感が得られるのかもしれない。 あ、いや、ちゃんと譲るべき時は譲りますよ…外界の情報が全く無い状態で、もし気付けるならばね。
買い物に行く。 場所は大型スーパーマーケット。日用品を購入しに出掛けたのである。 とはいえ、帰宅途中に寄ったので、数々の食品群が魅力的に見えてしょうがない。 誘惑は強く、結局欲求に負けアレコレと物色。カゴに放り込んで行く。 甘い物も幾つか拾い集め、ほくほく顔でレジへ… はっ!待てよ…財布にお金あったっけ? 覗いてみると、予想通り空の財布。そうだった、この店のATMで引き出すつもりだったんだ。 さて困った。ATMはレジの向こう側、手に持っているカゴには商品。そのまま目的地へ向かうとなると、 これは万引きという名の犯罪だ。暫く挙動が不審だったし万引きGメンにもマークされているやも… やむなく、一つ一つ商品を棚に戻していく極爆、そして、改めて買いなおす事にした。やれやれ、二度手間だ。 今考えてみると、別にそんな面倒臭い事をせずとも、店員に話せば済んだのではないか。と思わないでも無い。 が、まあ、情けない行動を生活圏の店で晒すのも、そう美味い話でも無いか。 恥より面倒臭さを取った極爆。どちらにせよ、金を忘れた時点で敗北は決まっているのだが。
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