母に花を贈る。母の日だし。 前日の計画、取り敢えず本人に相談をすると、 「研がなくて良いから新しいの買ってくれ。」 だそうである。 流石は我が産みの親、物への愛着などは幻想に過ぎぬ、と言う訳だ。 そこまで言うのであれば、一つ業物の包丁でも購入してみるか。 高級包丁が家庭に一本、うむ、悪くない。 給料が出たら買う事にする。
お菓子を買いにスーパーへ行く。 適当に見繕ってレジへ。 何の気無しに表示画面を見ると、変な表記が。 「セロリ 75円」 ?? お茶とお菓子しか購入していないのに、セロリ? 前の客の購入表示が消えてないだけなのか、しかし、合計金額に加算されている様な… とりあえずレシートが出るまで待ち、確認。 やはり、1番上に「セロリ」がいる。 その場で店員に伝える「セロリは買ってません」 何故か慌てる店員。電卓で計算を始めるも、やけにCボタンを連打。 極爆の後ろの客も呆れて別の列に並ぶ頃、ようやく修正完了。 おそらく彼は前の客のセロリ分を貰わないままレジを通してしまった様である。 つまりこれで75円の差額が彼のレジで出てしまった訳だ。 レジが合わないのは、アルバイターにとって屈辱ではあるが、 だからと言って極爆が払う義理も無い。 クックック…可哀相に。 哀れだとは思うが、それ以上に人の不幸は蜜の様に甘い。 たかだか75円の攻防。 それでこれ程の喜びを得る事が出来る極爆を見ると、 ああ、今日も日本は平和だな。と思うのである。
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