風邪 - 2005年02月25日(金) 声が出なくなるたびに、 このまま一生声が嗄れてしまうのではないかと不安に思ったりして。 常にあるものを、一時的とはいえ失うたび、 それが一生続くことの恐怖を想う。 歌うたいの人たちは、 己の声をそんなに上手にコントロールできるものなんだろうか、と。 ふと疑問を覚えた。 自分はこんな風にして、時折声を失う時期があるから。 巧みに声を操る人たちを、心から尊敬する。 自分がもし、声を扱う仕事に就くのだとしたら、 それはもっとずっと苦痛を伴うのかもしれない。 人が気遣ってくれるほどの痛みや、障害はないけれど。 一生歌が歌えなくても日常生活に支障がないけれど。 口ずさむメロディーが酷く嗄れた音を奏でているのに気づくと、 それはそれでかなりショックだったりするから。 風邪、早く治さないと。 ...
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