記憶。 - 2004年11月27日(土) 毎年この時期になると、思い出すことがあって。 それは決して、楽しいことではなくて。 TERUが大きな声でステージから言ってたみたいに、 いつか良い思い出に変われるような代物ではなくて。 一生付き纏うんだろうな、という果てしない闇のような記憶。 人の生命はとても短くて。 そして、とても不平等だ。 人が生きることの意味を見出すことはできるかもしれないけど、 人が亡くなることは、正直未だに意味を見出すことができなくて。 理不尽な気持ちを抱えながら、 それでもそんな理不尽さに対抗できるだけの強さがない自分自身に腹が立つ。 自分が余命幾ばくもないと分かっても、何の抵抗もないのだけど。 置いて行かれることは、酷く辛くて。 それが、順番であろうと、なかろうと。 嫌なものは嫌だから。 大好きな人が、周りに多すぎて。 それを抱き締めて、繋ぎ止めていられるだけの技量が自分にないことが、怖ろしい。 それでも、 離れていってしまうくらいなら、最初から逢わなきゃ良いのに、と言い切ることはできなくて。 出逢えたことは、それはそれでどうしようもなく嬉しくて。 生まれてこれた現実は、それは果てしなく心躍るような奇跡で。 じゃぁ、どうしたらいいのか、っていったら。 みんなに長生きしてもらうしかないんだな、と思った。 そんな、曖昧なことしか祈れないのだけど。 今だけは、祈るための手しか持てない現実を、受け入れるしかないのかもしれない。 ...
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