2。 - 2004年10月03日(日) その曲に想いを馳せるのは、 ステージで音を奏でる本人たちだけじゃなくて、あたしも同じで。 のんびりと聴く時間の長い今回のセットリストの中で、 物足りなさというよりも、 少し様変わりした雰囲気をじっくりと味わうような気持ちがあった。 何か、そこにあった空気とか、音とか、雰囲気とか、 そういう全てのものを鮮やかに呼び起こしてくれる音は、 時として容赦なく人の心の奥の方に入り込んでくるのだから。 酷く痛い想い出が多い気もするのだけど、 それを思い出すのは決して辛いだけじゃなくて。 目を瞑っても、込み上げてくる想いは止められないものだな、と。 ただ、少しだけ成長したのは、 その曲を弾く、彼らの姿をちゃんと真っ直ぐに見ることができたことかもしれない。 それでも、 ツアースタートのジンクスなのか、どうなのか。 ステージに立った彼らの音があまりに響いてこなくって、 感覚だけで音を選ぶ狛としてはガックリ項垂れる瞬間があったのは事実。 左側のギター音と真ん中の歌声だけが響くだけじゃダメなんだと、 LIVEでしか聴き取り難い音が聴きたいのだと、 胸の奥の方で、少しだけ抗議の声を上げたのは狼以外には秘密だ。 LIVEの良し悪しを決めるのは、人それぞれで。 その人が良かったと想うなら、それは素晴らしいLIVEなのだと想う。 事実は、たった一つしかないのかもしれないけど、 それを判断するのは個人の自由で、 それは誰にも否定する権利はないのだから。 どこまでも広がってゆく、 深みのある音を、もっと聴きたいと思った。 ...
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