狛の日記...狛。

 

 

長さん - 2004年03月24日(水)

病室にお見舞いに来ることを許さなかったのは、

威厳を保ちたかったからだけじゃなくて、
格好良い男でありたかったからだけじゃなくて、
快復を信じていたからだけじゃなくて、

元気な自分だけを知っていてほしいという、
自分の笑った顔を覚えていてくれれば良いんだという、
細い細い祈りのような感覚だったのかもしれない。


残された人たちの想いは、どこへ行くのだろう。
大切な人を残して旅立つ人の想いは、どこへ行くのだろう。


泣いて、
笑って、

それからもう一度大きな声で泣ける時があるように。
悲しみが、少しでも癒されるように。
テレビ画面のこちら側から願いを込めて・・・。


...



 

 

 

 

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