| 秋の本で初めて使った「ラック出版」さんからマニュアルが届きました。「おっ!」と思ったのが本文紙見本。多くの印刷所でも紙見本て貰えるんですが、大概は紙の名前の文字が印刷してあるだけ、または絵があってもワンカット一枚程度。ラック出版さんの紙見本は、10〜90%のグレースケールの網点、0.03〜0.1mmの細線(白地に黒・黒地に白)、曖昧なニュアンスのトーン、ディザのグラデーション、網点トーンなど、デジタルで漫画を描いている人間がぱっと見て紙の特性、印刷の再現性をつかめる、便利な見本になっています。これとても良いです。 今までコミック紙はにじんで線が太くなる、或いはコントラストが強い、というイメージがあったのですが、この印刷所で一番キレイに出ているのは、コミック紙でした。レーザー出力のようにカリカリです。ウチは普段は上質紙を使ってますが、これは80以上のグレーは真ベタとほぼ同じで、濃い色の再現性に劣るということも分かりました。ただ、コミック紙は総じて、ベタの部分がつるっとしていて、光を反射しています。そういう点で、上質紙はベタが柔らかく上品でさらっとした印象があって好きです。 オリジナルは柔らかい画面が好きですが、はやて本はカリっとした線が向いているので、そういう使い分けも考えようかなぁと思いました。
西UKO 23:47 |
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