再びっても前に日誌に書いたの02年の夏なのですが。てか私は二年半経ってまだ似たような事で悩んでいるわけですが。
えっと今回は縦書きで和文フォントのdouble quotationを使う時の謎。 漫画原稿のネーム打ちをPhotoshopでやっていた時のことです。本来の定義とはズレる語が入ってくるので、double quotationでくくろうとしました。しかしどう打ってみても縦書きなのに横書き記号しか出てないように思われるので(記号の位置やアキがおかしい)、もしや縦書きは別の記号(別のコード)があるんでは、と思い「ATOK」(ウチのはMac用のver.8)文字パレットを開きました。で、「縦書き記号」のカテゴリには思うものがなかったのですが、「括弧」にそれっぽいモノがあり使用を試みました。一見クォーテーションマークと違うようでしたが、それはフォントによるものか?と思い、指定フォントをDFP明朝に変えたところ、あら不思議。記号がまたしても横書き位置に変わってしまいました。DFPではそれ以前にも縦書き記号について問題があったので、Osakaで試しましたが結果は同じ、私が持っている和文フォントは他は全滅でした。最初に使用していたAXISというフォント以外はこの記号は出せないようでした。
で、調べましたところ、ちゃーんと本職の方が検証をされていました。 記事はfontworks内のもの。私がアレコレやって「どうやらそれっぽい」と出した縦書き記号は、「ノノカギ/ちょんちょん」と呼ばれるものでした(クォーテーションマークとは別もの)。和書籍ではよく見るもののはずですが、欧文の方がむしろ印象に強く、私は呼び名を知りませんでした。で、この検証では縦書きのクォーテーションマークはことえりの文字パレットなどパソコンの画面上では見えない(印刷には出る)ので、結局ノノカギを使うのが無難なのでは、という〆だったのですが…私の環境ではノノカギも区点コードで引いても普通のフォントではきちんと出ないわけで、またも暗礁。 多分ライティング用のソフトではなくて、Photoshopなんかで文字を打ってるのがいけないんだとは思うんですが、とりあえず今回はその「ノノカギ」だけはどんなフォントの中でも部分的にAXISにする、という対処をすることにしたのでした。
FONTWORKSの記事が読みたい人は、検索サイトで「縦書き ダブルクォーテーション」と入れると何番目かに引っかかってきます。
AXISというフォントについて知りたい人はこちら。 [タイププロジェクト] http://www.typeproject.com/index.html 私が現在使用しているのは無料試用版ですが、本来AXISフォントは有料の製品です。西UKO 26:05
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