せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2008年10月10日(金) 金木犀

 毎年、街で金木犀の匂いに気がつくと、ああ、もう秋か・・と思うのだけれど、今年はなんだか遅いんじゃないかなとずっと思っていた。別にデータととってるわけじゃないのだけれど。
 で、ここ数日は金木犀が家の近所でも満開だ。
 朝、洗濯物を干して出かけると、自然ないい匂いがするといいなあと思ったりするものの、さすがにそこまで強力じゃないかんじ。というか、この頃使っているダウニーの香りが強烈なのだろうけれど。
 夜、「祝/弔」でご一緒した、まっつんこと松岡努さん出演の熊猫楼「雨上がりのソラのように」を見に、大塚の萬劇場へ。
 客席で古賀さんとタワーさんとばったり。楽しくおしゃべり。
 銭湯を舞台にした人間模様。というよりは、のんびりした時間が流れてく、そんな芝居。
 まっつんは、渋めの町内会長さん役で、今回も短髪&あごひげ。
 終演後、まっつんにご挨拶。お疲れ様です。
 大塚までの道をおしゃべりしながら三人で歩く。
 家に着いて、教育テレビの「芸術劇場」を見る。イデビアンクルーの「排気口」。
 てっぺんさんこと松之木天辺さんが出演。そうぞう舎で稽古場が一緒だったのだけれど、一度もばったり会うこともなく、本番もうかがえなかった。
 いやあ、おもしろかった。
 喫煙所にありそうな「排気口」から始まる男女の出会いが、不思議な宿屋というか旅館に場面が変わっていって、女将さん、女中さんたち、番頭さん、ぼけたおじいさん、などなどそれぞれ濃いキャラクターが踊る踊る。
 着物で踊ると、全然予想もしなかった躍動感が生まれてるよう。というか、もう、それだけでおかしい。
 てっぺんさんは、長身短髪&ひげ面のまましれっと女中キャラで登場。
 ただでさえ目立つポジションなうえ「リバーサイドホテル」まで歌ったりして。
 男子に色っぽいモーションをかけては蹴り倒され、母からの手紙に涙ぐみと、もう大活躍。
 堪能しました。
 次回の男子だけでのイデビアンクルーの舞台がますます楽しみになった。


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