せきねしんいちの観劇&稽古日記
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朝、青い傘を持って出かけて、電車の中に忘れてしまった。 まだ雨は止みそうにないので、ベージュ色の傘をあわてて購入。 昼、食事に入った店で誰かに傘を持って行かれる。 傘立てに、同じ色の傘はない。確信犯か。 二本目の傘を買う。 今度は、なかなか持って行きずらそうな赤い傘を無印良品で。 バッグの中にあった携帯ストラップ、何かのおまけについていたプラスチックの青い熊を柄にぶらさげた。 稽古前に、倉庫に寄って、稽古用の衣装をピックアップ。 台本を脇に挟んで歩いていたら、みずたまりに落っことす。 汗だくになって、劇場入り。 稽古は、まず4場を大勢で。 一番、どうなるのかわからなかった場面。 どんなふうにいるのかがわかって、ちょっとほっとする。 その後、4場の後半、アントラクト、1場、3場。 出番を順にあたらせてもらった。 一昨日のダメだしは、僕のなかでクリアになっていないのだけれど、今日は、これまでより、自然に舞台にいられるようになった気がする。 自分をどうやって作ろうか一生懸命考えていたのが、今日ようやく、人と芝居が出来るようになった。そんなかんじ。 昨日一日、ぐじぐじと考えたいろいろよりも、今、思いついたこと、健翔さんに言われてやれていることのほうが、ずっとたしかなものに思える。これでいってみよう。 ロビーに置いてあったフリーペーパー「因幡屋通信」に2月の劇団劇作家の番外公演のことが書かれているのを発見。僕が読んだ「陽気な幽霊」のこと、その後のシンポジウムのこと。85年上演のこの作品は、別役実さんの「メリーさんの羊」を読む企画、「模型機関車のある夕べ」のこと。 今回共演している三谷昇さんも出演されていた。同じ劇評に登場させていただけていること(芝居は違うけど)、うれしい縁だなあとありがたい。 帰り、青山さん、井上さん、剣持さんと軽く飲みましょうということに。 芝居の話をいっぱい。話して聞いて、楽しい時間を過ごす。 さあ、帰ろうと言うことになり、靴を履いていたら、剣持さんに、「はい」と赤い傘を手渡される。 また忘れるところだった。何をつけてもこれじゃ台無しじゃないか。 芝居の中だけじゃなく、こんなことでまでお世話になっている。ありがとうございました。
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