せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2006年09月27日(水) |
「許しつづける女たち」稽古 |
久しぶりに2場の稽古。絶対王様の稽古で使ったことのある砧の稽古場。 アカネちゃんとタマキちゃんをメインに。 やりとりの基本をていねいに積み上げていく。 ミカちゃんとタマキちゃんの姉妹の場面が、おかしな中にしみじみしたものがあるおもしろいシーンになった。しみじみ向うにおかしさがもっと見えてくるようになったらいいな。 今日、男性陣は小谷津さん以外、出番がなし。申し訳ない。 先に進まねば。
夜、宇宙堂の加藤記生ちゃんと電話で話す。今週末からの新作の稽古の真っ最中。チケットのお願いをしておしゃべり。 連作の第二部の今回、前回はフライングステージの公演に出てもらっていたため、出演を予定していたものの結局出演できなかった。今回は、その分もというかんじでがんばっているそうだ。 近況をあれこれ話して、見に行くときには脱稿してきれいなカラダになってるからと伝える。 台本は、後半の展開を再検討。リマちゃん演ずるところの美咲の物語を練っていく。30歳になろうという、派遣OLのホンネ、夢と現実について。 今回の「許しつづける女たち」は、僕にとっての初めてのフライングステージ意外への書き下ろしだ。 「ゲイ」のゲの字も登場しない(そうでもないか?)芝居を書くのも初めてで、どこに僕でなくちゃ書けないというものがあるのか、そこが一番心配なところだった。 書きながら思うのは、ミカちゃん演ずる春菜とリマちゃん演ずる美咲は、どちらも一人の人間が自分の人生を選んだ結果、わかれ道を違う方に進んでいった結果なんだろうということだ。 僕にとっては、芝居をしてなかったら、何してたんだろうとか、あの時、正社員になれって言われて、そのまんま勤めてたら、今の僕はどうしてるんだろうという思いにとても近い。 30歳を目前にした彼女たちが、今までを振り返り、これからを考える、そんなきっかけになる、正反対な道を選んだ二人の出会いのお話だ。 美咲の物語は、とっても軽やかだけど、その向こうはとっても切なくなりそうで、僕はややシビアな展開を用意しなくてはいけないかもしれない。 アリとキリギリスの物語のキリギリスが冬になって、凍えて死んでしまうんではなく、それでも、ずっと歌いつづけてるそんな話になるといい。 僕の願望をかなりしっかり重ね合わせることができているのが、不思議なかんじだ。こんなふうに親身になれる芝居になったのは、そうじゃないと書けないという僕の瀬戸際の判断か。 ともかく、あともう少し。脱稿めざして、がんばらねば。
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