せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年06月21日(水) 富士見丘小学校演劇授業

 富士見丘の授業の前の日は、なんとなくちゃんと眠れず、今日も寝たり起きたりをくりかえし、結局、5時過ぎには目が覚めてしまった。
 それでも、うとうとしていたら、7時前に階下の母親に呼ばれて降りていく。
 猫がまたスズメをとってきた。ゆうべ帰ってこないと思ったら……。放り投げて遊んでるから、取り上げて捨てて!と言われる。
 またかと思いながら、猫がじっと見ている居間のちゃぶ台の下をのぞくと、スズメが一羽ころんと転がっていた。
 母親がトイレットペーパーを丸めて渡してよこす。猫をとりあえず脇によけて、スズメをつかんだら、まだ足がぴくぴく動いている。でも瀕死なことにかわりはない。
 「埋める?」と母親。まだ生きてるのにそれはあんまりだ。しかたないので、庭のあじさんの根本に置いておいた。
 部屋にもどってベッドに横になったら、あっという間に寝入ってしまう。二度寝だ。しかもかなり深い眠り。このところの寝不足のつけか。寝坊しそうになってバタバタと起きて出かける。
 40分授業の日だというのを知らなかったため、結局、3時間目にちょっと遅刻してしまい、体育館に直行する。
 今日の授業は、本山新之助さんによる、ダンス。2クラス合同で振付を覚えてみんなで踊る。
 カウントを数えながらのときは、そんなに難しくないかもと思った振付だけれど、曲がかかったとたん、あまりのテンポのよさにびっくり。唖然とする。ようやく覚えた何エイトが、ほんの一瞬で終わってしまう。
 腰を落としたり、すっと伸びたりと、躍動感いっぱいの振付は、とってもかっこいい。本山さんが踊るとさらに! でも、とってもむずかしい。
 子供たちはだいじょぶだろうかと見ていたけれど、みんなちゃんとついていっている。大人はかなり悪戦苦闘。
 途中から、列ごとに2人組になって、最後の部分を2人がクロスして踊る振りが
入った。最後は、好きなポーズで決める。
 子どもたちは、なんだかとてもすんなりできてしまってびっくりする。テンポの早い曲とダンスのセンスがとっても要求される振りなのに。全員で踊っても、あら、あの子だめだわ・・・という子がいない。なんてすごいんだろう。
 去年の6年生の卒業公演のダンスを見ているからだろうか。ダンスをやっている子が何人もいるということだけれど(今日は、見学で、実際のダンスの先生をしているお母さんが参加してくれた)、それにしても。
 何がなんだかわからない状態でやるというのと、目標なり目指すものがちゃんと見えているのとでは、やっぱりいろんなことがずいぶん違ってくるんだと思った。
 最後に本山さんから「みんなよく踊ったけど、少し元気がないかもしれない」という話があった。たしかに、去年も一昨年も、この授業のときは振りつけの合間や休み時間が、なんだかえらい騒ぎになっていた。
 今年の6年生は、元気がないというのではないけど、とってもいい子たちなのかもしれない。どう踊るか、振りをちゃんと覚えて、ちゃんと踊ろうということについての集中力はとても素晴らしい。
 無理矢理、元気を出しなさい!というのではなく、騒がしいくらいが丁度いいというのでもなく、ひとりひとりがちょっとずつはみ出た個性のままで、芝居作りができたらいいと思う。
 次の授業は、吉田日出子さんによる「喧嘩の台本を書く、演じる」(仮題)。子供たちには、「喧嘩の台本を書く」という宿題を出す。僕と篠原さんで、いくつかを選んでリライトして、それを吉田日出子さんといっしょに演じてもらう授業だ。
 去年も、この授業のあたりから、子ども達の声が聞こえるようになった気がする。どんなものを書いてきてくれるのか、今からとっても楽しみだ。


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