せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2006年06月13日(火) |
聖ルドビコ学園「ひめゆりの花をゆらす風」 |
桜木さやかさん作・演出・主演の聖ルドビコ学園一学期生徒会公演「ひめゆりの花をゆらす風」@サンモールスタジオ。 「ミッシング・ハーフ」以来のサンモールスタジオ。同じスタイルの客席のつくり。思うこといろいろ。 ひめゆり部隊の思い出を語る老婆の回想から、当時の女学生たちの芝居に一気になだれこむ。その先のお話は、女学生の一人が書いている「お話」の話。ひめゆり部隊が夜は遊郭に働きにでていて、そこには不時着した特攻隊の生き残りがやってきて……という、とっても荒唐無稽なお話。女学生が書いている「お話」という枠組みがあってこそ成り立つんだということを百も承知でやりちぎっているのがすがすがしい。 歌あり、踊りありのミュージカル仕立てで、女子も男子(聖アントニオ学園の生徒さんたち)もかっこいいんだけど、決まりすぎない、そこはかとない脱力感がいい味になっている。 最後に、劇中劇が終わって、戦争末期の現実に戻るあたりで、この荒唐無稽なお話の切実さがちゃんと胸に迫ってくるのが新鮮だった。 聖ルドビコ学園の「生徒会の公演」という枠組みも、じつにいさぎよくておもしろい。構成の根本が、聖ルドビコ学園の生徒たちが修学旅行で訪れた沖縄というところから始まるのもユニークだ。 たとえば、この芝居を、40代になった彼女たち彼らが演じているのは、想像しづらい。だからこその、3年間の在学中にやっているんだというわりきりかたがとてもステキだ(卒業しちゃったらどうするんだろう?とは思うけれども)。 終演後、樺澤氏とうちあわせ。週末のDMの発送の件、来年の企画などなど。
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