せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2006年04月22日(土) |
「ミッシング・ハーフ」4日目 |
二回公演の日、一日目。マミィ、ノグ、トシくんが来てくれる。 僕は、12時入りで準備を始める。今回、僕は、メークと準備に約一時間かかる。ヒゲを剃って(朝剃ると浮いてくるから直前に)、メークをして、ウィッグをかぶり、着替えて、ヘッドドレスをつける。途中で何度も「まだ終わらないの?」と思ってしまう。できあがった姿はとてもシンプルなのだけれど、とっても手間がかかってる、今回のこしらえだ。 開場前に、大門さん、森川くんと、舞台であれこれ話す。ダメだしというよりも、昨日のおもしろかったあれこれを共有する時間。話の合間に今度はこうしてみようというアイデアもうかんできて、それを確認してみたりする。 今日のマチネは、とっても大勢のお客様がいらっしゃる回。平土間の席も一列余分になっていて、舞台との距離がとっても近い。 芝居としては、昨日よりも押していった印象。大勢のお客様に負けないでずっと向き合いつづけることをこころがけた。 終演後、客出しのご挨拶のあとの昼休み。大門さんの手作りのお総菜。れんこんのきんぴらに、もやしとほうれんそうとぜんまいのナムル。近くのコンビニでごはん(大盛り)を買ってきて、ごちそうになる。ほかほかとあったかいお昼。キャスト、スタッフ、みんなでわいわいと。ごちそうさまでした。 ソワレの開場、開演。間の時間が二時間しかないので、ややあわただしい。マチネと同じように準備を始める。メークを落としてない森川くんはややのんびり。昨日も帰りの電車で別れしなに「メーク落としてね!」とほろ酔いの彼に念をおした(それでも、いったんはそのまま寝たらしい)。 夜の舞台もおおぜいのお客様と一緒に1時間50分の旅をする。昼夜の間の時間に森川くんと確認をした、「一番大変なのは1場だね!」をふまえて、最初からややがんばる。その後の展開がとてもカラダになじんできた。 途中、6場でひっこんだとき、右の上のつけまつげがなくなってることに気がつく(今回は、上まつげ&下まつげ)。どうしよう?と思ったら、袖で落ちてたのを拾っていてくれた。これも、実はものすごい奇跡だ。今回は、メークを直す時間もない出ずっぱりなので、まつげが落ちたら、それっきりと覚悟を決めていた。でも、6場で直す時間がありそうだということに気がつく。舞台に落としたら上演中は絶対に拾えないつけまつげを拾ってもらえたんだから、これはつけなくては!と決心。 拾ってもらったまつげを手に、袖の中、舞監の中西さんに小さな声で「両面テープ1ミリください」とお願いして、テープを細く切ってもらう。指先で細くよじって、ノリのかわりにして、まつげをつけてみる。やった、ついたよ、ついた! 6場の後半は、それでいくことにする。両面テープは白いのだけれど、「ノリがかわいてないの」と思うことに。 やや、切ない展開の6場の後半、とっても近い距離で顔を合わせる森川くん。演じていて哀しくなってしまう場面だけれど、今日は「絶対にまつげが変!」とどこかさめた自分がいた。ちょうどよかったんじゃないだろうか。その場面で新しく気がついたことがいくつもある。なんだろうこれは? 大事におぼえておくことにする。 そして、終演。カーテンコールで登場する前に、お客様から拍手をいただく。とってもうれしい気持ちでごあいさつに出る。 帰り、今日は終演時間が早いので、差し入れにいただいた缶ビールで、みんなで軽い飲み。ロビーor楽屋にて。 8月の「ムーンリバー」の先行予約を何人もの方からいただく。ほんとにありがたい。出演してくれる、木村佐都美ちゃんがお母様と一緒に来てくれた。感謝。久しぶりのマッスーの元気なすがたも見ることができた! 帰り、ちょうど空になってしまったアイライナーを探して、新宿まで歩こうと決心。二丁目にあるドラッグストアで、今使ってるのと同じものをゲット。よかった! 横断歩道を渡ったら、タックスノットのタックさんに遭遇。そのままお店に。 MTFのアンジェリーナ(名取裕子or深田恭子のようにゴージャス!)、上海出身のアキラくんと、おしゃべり。「ミッシング・ハーフ」を演じている僕にとって、とても意味のある話をいろいろ聞き、思うことたくさん。 ほろ酔いのまま電車で帰る。 明日からの舞台がさらに楽しみになる。 決まったことをなぞろうとするんじゃなくて、毎回が新鮮で新しい、そんな舞台に、思い切りよく飛び出していけることの幸せ。 明日は、公演中日。
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