せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2006年03月11日(土) |
「宇宙人の新撰組」初日 |
朝、1カ月分をためてしまった古新聞を廃品回収の集積所にもっていく。予定した電車に乗れず、新宿までのショートカット、つくばエクスプレスで向かうことにする。 メイクがあるので少し早く入ろうと約束した十時入りに少し遅れて劇場入り。 早めに入ったというものの、場当たりの前にメークを終えるのはなかなかあわただしい。仕度が終わった頃に、ちょうど昨日の続きの場当たりが始まって、ラストまでを順に。 初めての回り舞台を経験する。おおーっと思わず声が出るかんじ。動き始めと止まったときにカラダがぶれないよう気をつけるが、なかなかむずかしい。それでも、かなり気持ちは「上がった」!! その後、懸案だったキックボードにも挑戦。リノとパンチで微妙にすべりが違うのではじめややとまどう。段取りをアレンジしてなんとかめどがたつ。 予定を少しだけ過ぎた時間からゲネプロ開始。これまでなかった小道具や衣装が、続々投入されて、なんだかものすごいことになっている。 芝居もラストに向かってどんどん熱くなっていき、いい終わり方になった。 休憩のあと、準備をすませていったん舞台に全員集合した。 みんながそれぞれ、きっといるだろう劇場の神様にあいさつをした。シアターアプルは、とても気持ちのいい劇場だ。初めてなのに、しっくりとあたたかく、とても広いのに広さを感じさせない懐の大きさがある。昨日小屋入りしての今日で、すっかり僕らの味方になってくれた、やさしい劇場だ。 小道具と表方の段取りの都合で開演をずいぶん押させてもらって初日の幕が開いた。 開演前、絶対王様、鹿殺しのみなさんは、それぞれ、開演前の気合い入れの儀式(?)を。ひとつながりの楽屋なので、僕たちもやらなきゃねえと、みんなが舞台に向かったあと、アルピーナさん、小林くん、トシくんの4人で、手を合わせて気合いをいれてみる。ゆるゆると。 今回もまたお客様にたすけられ、ささえられながら、2時間の芝居が誕生していった。稽古場では思いもよらなかった結末が見えてくるのが、本番の面白さ、舞台のおもしろさ、そして、それを信じて芝居をする役者達のすばらしさだと思う。 最後の幕が下りて、緞帳のうしろでみんなで握手&ハグ。 終演後、楽屋口で、去年「猫のヒゲのしくみ」でご一緒した星さん、ワンダラーズの沖本さん、土井さんはじめ、大勢のみなさんにご挨拶。どうもありがとうございました。 あと一回のステージ、楽しく、怪我のないよう、つとめたいと思う。
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