せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年02月17日(金) 富士見丘小学校演劇授業

 全員集合しての練習。1時間目から3時間目まで。
 はじめに田中さんにアップ。今日は、ストレッチと数を数える声出し、それと最後は鬼ごっこ。
 子ども達に教室の椅子を持ってきてもらって、客席の位置にならべてもらう。
 出番がないときは、今日はそこに座ってみてもらう。見ている人の気持ちになれるよう。
 今日は、はじめからとてもいい緊張感で全員が集まっている、そんなかんじ。
 冒頭から、体育館全体を使って、練習していく。場面と場面のつながりでは、出演してない人はどこにいるのかということを確認しないといけないのだけれど、今日の目的は、まず他のチームのやっていることを見るということにした。
 「放課後の卒業式」の朝の場面、続く教室の場面。声が聞こえないところ、教室の外で雪合戦をしている二人の靴音が大きく響いて、そちらが気になってしまうところなど、考えなくてはいけないことがいろいろ見つかる。
 続く、ダンス。ほんとによく練習してきたんだなあというのがわかる。どこから登場するかを決めて、何度も練習。だまって75人全員が走り込んできて、ポーズをとるのは、とてもかっこいい。登場からダンスまでのつながりをくりかえす。
 演劇授業チームは、僕もはじめて見るので、どうなっているのか興味津々。エレベーターにとじこめられた人たちの即興劇。とじこめられた状況と、それからどうなったかというその後のお話ができていた。
 未来の友情チームは、この間の練習を踏まえてなので、のびのびと動けている。最後の歌の場面で、それまで見ていた全員に参加してもらう。今日はお休みのヒデキくんの代役のユウヤくんがただ一人舞台の上、残りの全員は舞台の下から彼に向かって歌いかける、そんな演出。ユウヤくんにはどんなふうに映っただろう。
 地震の場面の地響きをどうしようかと考えていたのだけれど、子ども達が足踏みする音でいこうとその場で決定。それぞれ足を踏みならし叫びながら、舞台上に駆け上がっていく。これもまたすごい迫力。最後に氷から来た手紙を読む場面では、手紙でなく、舞台から氷がボールを投げるということに変更(昨日の夜、篠原さんと相談した結果)。この間買って今日忘れてきてしまったボールを、今度彼らに渡そうと思う。
 最後の卒業証書の場面を初めてやってみる。みんなでつくった歌も。「放課後の卒業式」という芝居の全体が見えてきた。
 とても寒い体育館で、こどもたちはとてもよくがんばった。この緊張感で本番までがんばってほしい。
 授業のあと、校長室で講師陣は演出面の打ち合わせ。それぞれのチームの問題点について。ラストシーンの演出のアイディアが浮かぶ。今度ぜひやってみようということになった。


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