せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年01月05日(木) 富士見丘小学校打ち合わせ

 篠原さんと二人で富士見丘小学校に打ち合わせにうかがう。
 これからの授業の進め方と、台本の構成についての確認などなど。しっかりと具体的な打ち合わせをする。
 2月24日の本番までの少ない授業時間で稽古をどう進めるか、子ども達に宿題として出すものは何か、大人がやっておくことは何か、それと、18日のオーディションについて。
 これまでの学習発表会の舞台に向けてのオーディションの進め方など、とても参考になった。どうするとみんなが納得して、楽しく、舞台に立てるか、そのことを第一に考えたい。
 あと何日というのが見えてくると、さすがに考えるすべてが現実的に見えてくる。舞台になる体育館をどう使うか。パイプ椅子を置くとどうのくらいの空間が残るか、計算もしてみた。
 75人全員が出演することが決まったけれど、出番がない子供たちはどこにいるのか、などなど、これから考えることはまだまだいっぱいある。
 ともあれ、おもしろいものになりそうなことは間違いがない。
 75人の子ども達と多くの先生方と一緒に、イカした舞台をつくっていきたいと改めて思った。

 夜、「ブロードウェイの100年」は、60年代から70年代の終わりまで。「ウエストサイドストーリー」「カンパニー」、「屋根の上のバイオリン弾き」「ヘアー」、そして「コーラスライン」「スウィーニートッド」。このあたりになると僕にはそろそろリアルタイムで知っている時代だ。
 「コーラスライン」の冒頭のダンスシーンが映し出された。「贋作・Wの悲劇」で踊ったナンバーの本場ものだ。振りをうろおぼえのまま伝えてしまったところがいくつかあって、申し訳ない。それでも「これを踊ったんだな」ととても感慨深かった。本場のダンサーたちのへなへなっぷり(古くささだけじゃなく)に、ちょっとびっくり。今風なかっこよさという点では、もしかしたら僕たちの方がイカしてるかもしれない(ところどころね。手足が短い分、しまって見えるし)。それでも、ラストの「ワン」の勢揃いでは、ほろっとしてしまう。僕が演劇を始めたきっかけ。一年の始めに、うれしいものを見られた気分。


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