せきねしんいちの観劇&稽古日記
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始発に乗って、映画のロケのための待ち合わせ渋谷へ向かう。 助成金の準備やら何やらで結局、朝まで起きてしまう。 途中で乗り換えた始発の区間準急に座って、一息ついていたら、となりのおばちゃんに「女性専用車両よ」と言われる。え〜っと驚く。何、始発からなんだ? しかたないのでとなりの車両に移る。今回の役は、全編女装、バッグにはウィッグやらマニキュアやら、女装道具がいっぱい。コートもフェイクファーの豪華なもの。家から薄化粧の女装で来ればよかったと一瞬思うが、問題が違うと考え直す。それにしても、あのおばちゃんに言われたということがややショック。僕の方が女度(?)は高くない?と、また問題が違うことを考える。ちょっと負け惜しみ。 待ち合わせに微妙に失敗しながら、待っていてもらった車で、今日のロケ地三浦海岸まで。時間がかかりそうなマニキュアを車の中で塗ってしまう。 ほんとに久しぶりの海だ。今日がクランクインの「地球でたったふたり」。 メイクをしてもらい、最初のカットは車の運転から。後を押してもらった車をブレーキで停める。人生初ブレーキ。テストを二度やって、三度目で本番。さあ、始まった。 その後、海岸でのカットを次々とっていく。 僕にとっては、初めてといってもいい、「朝女装」&「外女装」&「海女装」だ 。 太陽が出てるか出てないかで、急に寒くなったり、暑くなったりする。 ヒールをはいて、砂浜を歩くのが、なかなか大変だ。雪道を歩いてるような感覚。腰やら腿やらが、じょじょに痛くなってくる。 撮影終了後、三浦海岸の駅まで送ってもらい、電車で帰ってくる。長距離電車仕様の京急の快速のなかで、思い切り眠ってしまう。 助成金関係のやりとりをあたふたとする。 たぶん、今日が、ここしばらくの忙しい何日かのピーク。なんとか無事に終わってほっとする。 夜中、8日の非戦を選ぶ演劇人の会の台本。今日も結局、朝まで。
gaku-GAY-kai本番まで、あと23日!
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