せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2005年10月24日(月) 富士見丘小学校演劇授業

 1、2時間目を使って、2月の「6年生を送る会」の発表についての話し合い。今日は「テーマ」を決める。
 1時間目は、それぞれのクラスで意見を出し合う。僕は2組担当。みんな黙ってしまって、何も意見が出なかったらどうしようと、実は心配だったのだけれど、いい言葉がどんどん出てきてほっとする。
 僕は、教室の一番後に座って、森江先生の授業の進め方を拝見する。
 小学校の先生というのは本当に大変なんだなあと改めて思った。森江先生は今日の3,4,5時間目の図工の授業の内容も把握して、「忘れ物はない?」と、この朝の時間で確認をしている。
 僕の小学生時代を思い出す。担任の先生に、一日中をちゃんと守ってもらっていたんだなあと。子どもの頃には全然気がついてなかったんだなあ。
 授業中の子どもたちのようすも、いい機会なのでよく見てみる。集中している子、していない子、これだけいろいろいる子ども達をまとめていくのは、ほんとうに大変だ。演劇の授業の、わーっと盛り上がっている雰囲気とはちょっと違う、子どもたちの日常が見れて、とてもよかった。
 僕が座っていたのは、さのくんとあんどうくんの間。二人とも「テーマ」になるいい言葉をいっぱい思いついている。「しあわせってどういう字だっけ?」と聞かれて答えたり、「発表しなよ!」とあおったり、僕もこそこそいろんなことをする。
 1時間目の終わりに6つの言葉をまとめて、2時間目は特活室に移動。1組と一緒にテーマを一つにしぼりこむ。
 1組から出た1つのテーマ案についての意見がいっぱい。いくつもあるテーマがだんだんしぼりこめてきたなあというところで、時間がきてしまった。
 それでも、方向性はずいぶん見えてきた。これから、芝居づくりの作業をしていく中で、決まっていけばだいじょうぶと、先生方とお話する。
 今日は、図工の前田先生と音楽の畑先生も授業を見にきてくれて、子ども達の相談に乗ってくれていた。去年よりももっと先生方みんなと子ども達と一緒につくっていくんだなあというかんじがして、わくわくした。
 授業のあと、これからのスケジュールの確認をして、学校を失礼する。
 帰りに、今日の授業を見学されていた演劇教育連盟のみなさんと打ち合わせ。去年の授業、発表会、今日の授業のことなど、いろんな感想をうかがう。富士見丘駅前のケーキ屋さんの喫茶室、何度も来ているうちにとても居心地のいい場所になってしまっている。


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