せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2005年07月19日(火) 「Four Seasons 四季」稽古

 富士見丘小学校での教員向けのワークショップを見学。講師は円の山本健翔さん。相手を見て、それに自分も対応していくというエチュードをいろいろと。後半の出会いのエチュードは、先生方がどんどんのびのびとした参加をするようになって、とってもおもしろい。去年の6年生の担任だった見米先生と大島先生が、以前とは違ったのびやかさでいることに感動する。他の先生方も、とっても素敵に「演劇」をおもしろがっていたと思う。文学座の森さん、篠原さん、健翔さん、平田さんと今日の感想を話したあと、篠原さんとお先に失礼する。
 稽古は、4場のつづき。稽古前に、さっきやったばかりの出会いのエチュードをさっそくやってみる。僕の相手はノグ。どうやっても、関係が成立して、さすがに長い間一緒に芝居しているだけのことはあるなと改めて思う。他にも、稽古場を自由に歩いて、自分以外の人がどこにいるかをかんじるエチュード。自分から発することよりも、他を感じることの重要さの確認。
 稽古は、ノグの長台詞をていねいに。やろう、吐き出そうとすることよりも、場の中で、どう語るのかをていねいにさぐっていく。
 帰り、貸してもらった6年生の教科書を読む。国語、社会、理科、家庭科、道徳。なかなかよみでがある。これを全部一人で教えなきゃいけない小学校の先生って、なんてハードな仕事なんだろう。
 国語は、おもしろい題材がいっぱい取り上げられている。中でも、星野道夫の「森へ」はおもしろかった。ツンドラの森を旅しながら出会う動植物を、感動とともに描いていく。なんのおしつけがましいところもなく、なんの「みちびこう」とする姿勢もなく、自然の大きさが、しんしんと迫ってくる、いい文章だ。
 他にも、俳句や短歌が取り上げられていて、それで、廊下に俳句や短歌が貼られていたんだなと納得する。
 こないだの授業の前に、戻ってきた子どもたちが持っていたのは、燃焼の実験に使ったペットボトルだったんだということも、ふにおちた。
 教科書を見せてもらったことで、彼らがとても身近に思えた。どんなことを教わっているのか知りたくてお願いしたことだったのだけれど、一番うれしかったのは実はそのことだった。

 「Four Seasons 四季」初日まで、あと8日!


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