帰りの電車の中で、チンドンの人たちに会う。僕のとなりに辻占売りの格好をした若い衆と、普段着のその友達らしき人。向かいの席に町娘が二人。とき色の着物を着たのは女性。朱の着物は男性だ。きりっとした男前。目鼻立ちがしっかりして、今の菊五郎さんによく似てる。仕事の帰りらしく、大きな荷物、太鼓やその他の楽器を抱えていた。 菊五郎さんは、500mlの缶酎ハイを飲んでいたのだけれど、その缶をコンビニのビニールで包んでもっていた。さすがの気遣いだなあと感動した。となりの女子の町娘は300mlをかくさず、そのまんまだったけれど。聞こえてくるおしゃべりの声も、きびきびとして気持ちがいい。北千住で下車したのに思わずついていってしまいたくなるくらい、素敵な人たちだった。