せきねしんいちの観劇&稽古日記
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「Four Seasons 四季」の台本の改訂に、このところずっと取り組んでいる。 一度、上演した台本は、読んでいても役者の声が聞こえてくる。 その声がもう聞けなくなるんだなあと思いながら、カットしていく作業はなかなかせつない。 初演の時は、正直、これからも劇団をやっていけるんだろうかという思いがあって、そんな気持ちが今読み返すと、台本全体に漂っている気がする。 再演は、初演のときに、ものすごい勢いで書いて一気に上演してたノリとは違う、きっちり取り組んでいけるだけのものかどうかを確認する作業だ。 多分、シンプルな内容のわりには一番饒舌な「Four Seasons 四季」という芝居の饒舌さをほんの少し削っていっているのだとおもう。 森光子の「放浪記」は初演から3時間以上かかる超大作だったのを、三木のり平の潤色で場面を一つもカットしないまま上演時間が大幅に短くなったんだそうだ。台詞を一つ一つ細かく細かく削っていった結果だという。 今回の改訂は、初演の台本をそんなふうにすっきりさせていく作業だ。大人たちの蔭で微妙に大人しくしすぎていた若い二人を、もう少し前面に持ってくることも目的の一つ。 振り返れば、これからもやっていけるんだろうかという思いは、あのときも今も変わらないことに気づいた。 思いを忘れて、ただのお仕事の芝居にしてしまうのはつまらない。シットコムのオムニバスとして書いたはずのこの舞台に、あの頃の僕が託していた祈りと願いのようなものを、もう一度思いだしたいと思う。
中村玉緒主演の2時間ドラマに、今井和子さんが出演していた。オレオレ詐欺にひっかかりそうになるおばさん役。「浅草シルバースター」とおんなじだとなんだかおかしい。ドラマ自体は、久し振りなかんじのふせえりがどうしようもなくだらしのないキャラクターで登場しているのに注目。ふせえりが殺されてしまったあとはもういいやとリタイア。
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