| 2002年07月28日(日) |
フィッシュオン(new) |
あなたは釣りが好きだったね あたしが釣りをしたことないのを知って いつか一緒に行こうって約束したね 実現しなかったけど でも 行ってみたかったなぁ
イルクーツクの原野 熊が出るくらいに 大自然の中で
寒いんだろな ウォッカがおいしいんだろな 手づくりのパンと塩で もてなしてくれるロシアの友人
吐く息が真っ白なロシアの冬 大河の流れが慈しむロシアの魚たち
あなたと一緒ならきっと暖かい
雪の苗場であなたは転んだ そして大風邪を引いちゃったっけね 健康にはうるさいあなた 医者の不養生みたいに あなたは体が弱かった
カルシウムが足りないって いつもいつも言ってたね そうだよ だからあたしにも怒ってばかり
あんまり怒るから あたしはついに袋いっぱいのカルシウムあげたっけ あなたはチョコが大好きだったから カルシウムもチョコレート味 中を見てあなたは喜んでくれたね
あれからあなたは あちこちが悪くなっちゃったから あたしはマルチビタミンも買ったんだよ 渡すことは ついになかったけど
逢うたびに ゴディバをあげた キムタクボディが遠のくってあなたは嘆いた でも すごく嬉しそうだったじゃない 覚えてるよ チョコ大好きだったね まだ チョコ好きなのかな
あたしはあれからゴディバのショップには行かなくなった あなたに逢えない今となっては ゴディバはあたしには必要ないもの
イルクーツクの大地に立つあなた 風が吹いて吹いて吹いて あなたは帽子をあわてておさえる 細かい雪があなたのほほになぐりかかる 目を細め 前を見つめるあなた
眼鏡の奥の優しい瞳 そして フィッシュオン
そろそろフィッシュオン あなたを
あんまり暑いんで気持ちだけでも涼んでみようと思って書いてみました。 でも日にち遅れで書いたから目立たないかもしれませんね〜〜〜
状況はですね 別れた彼を思う、とこういう感じで 追想・・・かな?
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