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谷口 令のハッピーダイアリー  
オークランド5 今年の最後に 2004年12月28日(火)

オークランド5 今年の最後に


今回の旅のなんとも不思議で対照的な人たちとの出会い。
いったいどちらの人生がしあわせでしょうか。。。

まるで行きの機内で熟読した稲盛さんの『生き方』の本の内容を、
そのまま、生身の人を通して見せてくれたようです。

短い旅の間は、まるで人生の縮図のようにいろいろなことがおこります。
たとえどんなことがあっても、そこには深遠な意味があり、
思いもよらないところに人との出会いがあります。

もしかしたら、私だって、あのガイドのS氏のように、自分の気づかないところで、
人に不快な思いをさせているかもしれません。
でも、一方でYさんのように光となれる可能性もあります。

今年ももうすぐ終わりのときに、
このような反省と希望を次の年につなげていけること、
そして、新しい年に向かって、私自身に与えられた仕事に真剣に取りくみ、
仕事を通して、心を磨き、成長していければしあわせです。

すべてのページからたくさんのことを与えていただいた稲盛さんのご本ですが、
私が大好きなページを今年の最後にこちらに載せさせていただきます。

今年も一年、皆様にはたくさんのことをいただきました。
本当にありがとうございました。 



 「一般によく見受けられる考え方は、労働とは生活するための糧(かて)、
 報酬を得るための手段であり、なるべく労働時間は短く給料は多くもらい、
 後は自分の趣味や余暇に生きる。それが豊かな人生だというものです。

 そのような人生観を持っている人の中には、
 労働をあたかも必要悪のように訴える人がいます。
 
 しかし、働くことは人間にとって、もっとも深遠かつ崇高で、
 大きな価値と意味をもっています。
 労働には欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくという効果があります。
 単に生きる糧を得るという目的だけではなく、
 そのような副次的な機能があるのです。
 
 ですから、日々の仕事を精魂込めて一生懸命に行っていくことが最も大切で、
 それこそが魂を磨き、心を高めるための尊い『修行』となるのです。
 
 日々の仕事にしっかりと励むことによって、高邁(こうまい)な人格とともに、
 すばらしい人生を手に入れることができるということを、
 ぜひ、心にとめていただきたいと思います。

                      稲盛和男著『生き方』より

        

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