もへんじょ=だろの不定期更新日記
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2018年03月15日(木) 暑いよ八丈島!(後)

起床
10時にマッタリとチェックアウト
目指すは『陸軍最終司令部陣地予定地跡』

因みに天気は昨日に続き好天♪


朝飯も無しの素泊まりプランだったので、サクッと
チェックアウトをしてから僕たち大好きな八ストで朝飯を買って
から観光開始です!
最初の行き先は『陸軍最終司令部陣地予定地跡』


はい
最初から重く、そしてマニアックです(笑)
まずは地理の復習。
八丈島は、南方の太平洋から日本本土へ向かう途上にあります。

昭和20年(1945年)年3月、この島から1000kmほど
南に浮かぶ日本軍の重要拠点・硫黄島が陥落しました。

アメリカ軍がそのまま北上すれば、小笠原の父島や母島を抜け、
更にその先にあるのが八丈島。
八丈島が破られれば、あとはもう本土決戦です。
=八丈島は、最前線にして最終防衛ラインでもありました!

そこで日本軍は、八丈島の要塞化に着手しました。
島の各所に壕を掘り、三原山山中に司令部を置くための建物も築いた。

しかし戦線は小笠原北上ルートをたどらず、皆さん御存じの通り沖縄へ。
八丈島は幸いにも戦場とならずに、終戦を迎えます。

本当に辿り着けるのか不安でしたが、車道から林道に入る場所に
小さな案内板をすぐに発見出来たので幸いでした。

車で行ける所まで進み、林道の脇に少し広くなっている場所が
あったのでそこに車を停めて徒歩で移動。
林道を5分少々歩くと突然目の前にコンクリート製の建物が!
これが「陸軍最終司令部」
敗戦を迎え、実際にここが司令部として機能することはなかったのですが
この建物から地下に広大な要塞が山中に広がっており、かつては中に
入る事も出来たそうですが、崩落の恐れがあるため、現在では立ち入り
禁止になっています・・・
って言うか、普通に入るの躊躇うよ(汗)
真っ暗で崩れかけた洞窟内の要塞って、もうマジモノのダンジョン
じゃん(苦笑)

更に島中で防空壕が掘られ、また自然の洞窟も数多く存在し
司令部に行く途中でも銃座や入口、防空壕が多々発見出来ました。

いや〜
予想以上に凄い規模の要塞跡地に只々感動です!


さてさて
一番のハイライト&見つかるまでに何時間かかるかな?って
不安要素の要塞跡地が割とサクッと見つかってくれたので
今日の後の行程は楽勝です(笑)

山を下りて向かったのは『服部屋敷』
徳川幕府献上絹(黄八丈)御用船の船預り船奉行であった服部家の
屋敷跡で、庭には樹齢800年の大蘇鉄があります。

現存する屋敷と石垣、大蘇鉄を見学して終了〜

好天だったので僅かとは言え山歩きで結構汗をかいたので
『樫立温泉』にてサッパリします♪
「ふれあいの湯」と言う日帰り入浴施設で入浴して来ました!
八丈島の桧や杉の木を使い施設を建てたまだ出来て間もない
温泉施設だそうで新しく綺麗な施設でした。 

内湯は少し温めの41度。
露天風呂もあってイイ感じです♪
湯量はドバドバで湯船に入ってはすぐに出ていくほど多く
露天風呂からの景色も展望はそこまで良くなかったですが
遠くの山々と手前にヤシの木などが見えて良い風呂でした!

風呂上り、仕切り直して観光再開!
やって来たのは『八重根のメットウ井戸』
村の人々によって造られた井戸で、その形がメットウ貝に似た
漏斗状のところから「メットウ井戸」と呼ばれてきた井戸です。
道を走っていると螺旋状の穴が出てきてビックリしました(笑)

水が貴重である八丈島では、この水は村人ばかりでなく寄港する
船にとっても大切な飲料水であったそうです。

そのまま海沿いをご機嫌に車を走らせて『南原千畳岩海岸』へ到着。
八丈富士が噴火した際に流れ出た溶岩が海に流れ落ちてできた熔岩の
絨毯が広がっている奇岩海岸。
広い!そして人が居ない!!(笑)
宇喜田夫婦の像や八丈富士と色々な場所で風景撮影会してました(笑)


さて
八丈島で有名な花はフリージア
しかし残念ながら開花時期は3月末からです(涙)
なので今回はフリージアは見れないと思っていたのですが・・・・


昨日、宿で2日目の予定を確認している時に
フリージア祭りの公式ツイッターで
「フリージアは開花待ち中」のツイートの下に
「1列、気合の入った花が咲いています(笑)」って
呟かれていたのでダメ元で行ってみましょう!!

島有数の祭りのメイン会場なのに、意外と案内板が無く
行くまでの道も狭かった『八形山フリージア畑』へ到着(苦笑)

年間を通して温暖な気候である事から、開花時期には約35万本の
フリージアが、赤、黄、白、紫と色とりどりに咲き誇ります。
ベストシーズンは3月下旬〜4月上旬との事

広大な花畑が雄大な山の中腹に広がり、これが全て開花して
色付いたらさぞかし綺麗でしょうね〜

今日はやっぱりまだ蕾と草の緑1色・・・・・



って、居た!!
気合の入った1列を発見!!
本当に1列だけ満開だし(笑)

1列って言っても規模がデカいから100本以上咲いてるぞ♪
赤、白、黄、紫、ピンクと鮮やかに咲く気合の入ったフリージア
を見れて超満足です(笑)


本日最後の目的地です。
ここである程度時間を潰さないと飛行機を待つ間、かなりの長時間を
空港でダラダラするしかないです(汗)
『都立八丈植物公園』
岩台地の上に温帯性の照葉樹からなる自然林を利用して造られた
都立八丈植物公園は、昭和37年に約9ヘクタールの広さで開園され、
その後整備が進められ平成6年度には開園面積22ヘクタールとなり、
観賞用温室やビジターセンターの施設も出来、散策しながら島の自然・
植物を楽める公園です。

ヤシ類は世界中に数多くの種類が分布していますが、園内には現在
17種1600株程のヤシ類が植栽されていたり、ビロウヤシ、
カナリーヤシなど耐寒性の強い種類は路地に植栽されており、
トックリヤシ、ココヤシ、アレカヤシなどの高温性のヤシ類は温室に
植栽されています。




・・・ま〜温室は工事中だったけど(涙)


大島桜が満開だったり、ビジターセンターが意外と展示などが
楽しくて見入ったり、売店でアイスを買って食べたりと
楽しめたので許します(笑)

後は植物公園で飼育されている体長60cm程の小型の鹿の
仲間で「八丈島のきょん」として全国的にも知名度が高く、
八丈島の有名人?となっている「きょん」も見学しておきました。
歩き方がぎこちなく愛嬌がありますが、動きは敏捷で吼える声も
勇壮?だそうです。
中国東部、台湾に自然分布してる
ま〜牙の生えた小型の鹿です(ヲ)
(調べたら牙の生えるのはオスのみだそうです)



思ったより植物公園が楽しくて時間が潰せたので
助かりました(苦笑)

後は流石に行くところ無し!


最後に八ストに立ち寄って飲み物などを買ったりしてから
給油を済ませてからレンタカー屋にて車を返します。

レンタカー屋に『八丈島空港』まで送って貰いました。
帰りの飛行機が17:20発の便だったので空港内で
土産を購入したり持ってきた小説などを読んで頑張って
時間を潰します(汗)

定刻通りに飛行機は離陸


サラバ八丈島!!
・・・・・・・・・また来る機会はあるのかな?(笑)

上空で少し揺れたものの『羽田空港』へは予定通りに18:15に
到着しました。

19時前!
何時もは早朝か夜なので売店や飲食店はどこも閉まっているし
利用客もほぼ居らず閑散としているイメージが強いのですが
流石にこの時間帯は人混みだし店も開いていて活気がありますね(笑)

空港内で老ちゃんと別れて俺は折角なので空港内で晩飯を食ってから
帰ろうかな〜と・・・・思っていたのですが、散々迷った末に
辿り着いたのはマック!(マテ)

安定の味を車内で食いながら帰宅しました(笑)


いや〜
やっと行けたね八丈島♪
思っていたよりも小さな島でした。
イメージ的には大きいと思ったのですが、伊豆大島の方が
大きいんですね!ビックリでした!!

見たいものは全部見れたし、諦めていたフリージアも見れたので
言う事無しの旅でした♪
逆に1月に予定通りに行っていたらフリージアは100%見れな
かったし何がラッキーかアンラッキーか・・・難しいです(汗)

何にせよ、今回も無事に楽しいイベントでした!
お疲れさまでした。


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