| 2014年09月08日(月) |
海峡の九州1 対馬南 |
今日から夏休みだ〜〜〜〜〜〜!!
そして毎年恒例の夏の長期旅行!
今年は去年の宣言通りに対馬と壱岐に行きます(過去日記参照) 福岡から対馬に掛けての対馬海峡を制覇です!!
メンバーは俺、ミッキー、老ちゃん、コチヤの4人。
今回は船での移動が多々あるので、その分予算が高騰しそうで怖かった のですが、何とか頑張って例年の予算に+少しで抑える事に成功!
天気も予報では期間中ずっと好天らしいので、今年の長期旅行を 目一杯楽しんで来ましょう♪
何時も通り、前日の仕事後に帰宅してから用意を済ませて0時頃に 我が家を車で出発。 茅ヶ崎駅前でコチヤを拾い、老ちゃんは横浜駅で既にミッキーに拾って 置いて貰っているので、ミッキー宅前で2時頃に全員集合!
後は何時ものエイトパーキング前の道路の路肩に路駐して仮眠(苦笑)
と言っても、早朝の6:35発の便だったので1時間半ほどしたら 5時には車を預けて、彼らの車で『羽田空港』へと送って貰います。
空港内で諸々の手続きを済ませ、機内に乗り込み定刻通りに飛行機は テイクオフ!
好天は伊達じゃない!って感じに全く揺れずに素晴らしい空の旅を ・・・乗り込んですぐに爆睡していたので、ほぼ記憶に無いですが(笑)
8:20 『福岡空港』に到着です! いや〜朝の8時でも既に結構な気温と日光です(汗)
まず今回は対馬〜壱岐と周り、最終日で福岡で遊ぶプランだったので 『博多港』より対馬に渡るのですが・・・
博多港から長崎対馬までの高速艇の出発時間は10:45なので 結構時間が余ります。
なので、最終日にレンタカーを借りる予定のうちの職場の系列の レンタカー屋に顔を出して挨拶しておきます。
・・・顔も知らないのに、仕事中に電話して「社割でお願いします!」 って無理言ったので羽田空港で買っておいた箱菓子を差し入れして おきました(苦笑)
空港から港まではアクセスが悪いので、面倒なのでタクシーを使って 一気に移動してしまいます。 4人で個人で電車&バス代を払うなら、頭割りでタクシーに乗った方が 安いしね!
港に着いたのですが、飯を食う店が全然空いていなくて (そもそも店数自体が少なかったですが(汗)) 結局朝飯は港のコンビニで買って外で食いました(笑)
・・・しかし 博多港から対馬の『厳原港』まで高速艇で二時間ちょい。通常フェリーで 四時間も掛かり、九州本土から対馬まで132kmもあるとは言え
高速艇の片道料金が、1人約¥8500ってヤバくないか?(涙)
ま〜ここまで来たら四の五の言っていられないので払うもの払って 高速艇に乗り込みます!!
10:45出港!
動き出して速攻で皆、爆睡(ヲ)
途中で壱岐の港に立ち寄った時に目が覚めたので、そこからは 外を眺めていたのですが、まさに海! 見渡す限り海!! 視界がどこも青一色です!!!
予定通りに13時 対馬に上陸!!!!
・・・・暑い(汗)
港に溢れるコリアンどもにイライラしながら、若干迷子になりながらも レンタカー屋に辿り付き、契約を済ませてレンタカーを借りで 即出発です♪
今日から明後日の朝までは対馬に居るので、その間の足として 使わせて貰いましょう!
今日の予定は、厳原が対馬の南側なので様子見も兼ねて島の中央まで 進む予定です。
まずは中央に位置する『和多都美神社』へ 何とも海と入江の織り成す風景に魅せられつつも 気が付くと80kmくらい速度が出てしまいそうなのを抑えつつ 参拝です(笑)
彦火火出見尊と豊玉姫命を祭る海宮で、古くから竜宮伝説が 残されています。 本殿正面の5つの鳥居は真っ直ぐに海へと伸びており、まさに海神を 祀るに相応しい造りになっています。 5つの鳥居の内2つは、海中にそびえ、厳島神社の大鳥居の様に潮の 干満により麓まで歩いて行けます。
そもそも対馬(後、壱岐も)は古い貴重な神社の宝庫ですよ! 平安時代に編纂された「延喜式」神名帳は、当時「官社」とされていた 神社の一覧で、神名帳に記載された神社を「式内社」(延喜式内社)と 呼びます。 古くから朝廷に認められた神社として、一種の社格になっています! 西海道(九州)全体で107の式内社が名を連ねていますが、対馬は その内の29社を誇り九州最多! 2位は壱岐で24社!! 2島で約半分を占めています! なので対馬・壱岐は、神道の源流の一つと言える島々なのです。
丁度、干潮時だったので鳥居の下まで歩いて行ったのですが 超巨大なクラゲが磯場に取り残されていたり、足元をちょろちょろ している小さなカニが鬱陶しかったり(苦笑)
・・・で、パキパキ♪と小気味良い音が聞こえたと思ったら 老ちゃんが小カニを踏み潰した音でした!!
老ちゃんGJ!(笑)
さて、島の南に戻り・・・・・・ この旅、唯一にして最大最強の
山城(爆) 『金田城』を登城します!!!
全部を見て回るとガチで3時間超えな広大な山城ですので、今回は メインの主郭近辺にある保存状態の良い石垣郡をメインに見学します。
・・・・それでも1時間以上は山登りだけどね(涙)
その前に、まずは途上口の手前で腹拵え! 『対馬』名物「ろくべえ」を食べます。 「ドライブイン千馬」さんにて食します♪
ろくべえとは、長崎県島原半島周辺と対馬に伝わる麺料理です。 島原地方では基本的に「六兵衛」と漢字で表記するが、対馬では 「ろくべえ」とひらがなで表記される事が多いそうです。
サツマイモを主原料とする麺料理で、魚介や地鶏などでダシを取った 澄まし汁に入れて食べます。 黒っぽいとても短い麺とプルプルした食感、サツマイモ由来のほのかな 甘さが特色!
ま〜短いので喉越しは無いですが、プルプルした食感が中々に 楽しい逸品でした(笑)
さてさて、お腹も膨れた事ですので山城登城も頑張りましょうかね〜♪
金田城 663年、朝鮮半島での百済VS唐・新羅の戦(白村江の戦い)に 百済の援軍として参戦しますが百済と日本は敗れました。 唐・新羅に対する防衛の為、西日本各地に防衛施設が築かれたその 一環として、667年に対朝鮮半島防衛の最前線として築かれたのが この城です。
対馬の中部にある浅茅湾の南岸に突き出た標高275mの城山に位置し、 山頂部に石塁、山の周囲を取り巻くように石垣が築かれています。 南東麓は比較的緩やかな斜面で、海に通じる三本の谷には北から順に 「一の城戸」「二の城戸」「三の城戸」と呼ばれる城壁が今も 残っており、さらに水門と城門が設けられていたと考えられています。
また、「二の城戸」と「三の城戸」の中間に位置する「ビングシ山」 周辺から複数の建物跡が検出されており、防人宿舎など中枢機能が あったと考えられています。
山道!って感じの林道?を事故を傷に怯えながらレンタカーを 走らせます(汗) ・・・下部からガコガコガタガタ時たまバキッと音がしますが 気にしたら負けです(マテ)
車が数台駐車できる登山口へ到着。 ここから気合入れて山登りです!
結構急で鬱蒼とした山道を突き進みます!
時々見える眼下の入江や海、空の絶景に癒されながらも 汗だくで頑張って登ります(汗)
30分くらい登り、最初の南門・東南角石塁を発見! 急な山の斜面を横に石塁が走っています! これだけでも十分に見事ですが、更に奥に進んで行くと 今度は山奥なのに巨大な石垣、水門が見えてきます!!
マジで凄いぞ!! 外国の秘境の遺跡みたいです(笑) 今見て来た三ノ城戸と二ノ城戸の中間地点にある防人住居跡を見つつ 藪とか蜘蛛の巣とか倒木とかを乗り越え突破して突き進むと(ヲ) 現在調査・再整備が進む二ノ城戸に到着です。
先程の三ノ城戸以上の規模の巨大な石垣郡と城門跡に感動しつつ 先を急ぎます!
更に過酷な山道を10分ほど進むと金田城の一ノ城戸が出現! 下半分は7世紀に築かれた石垣で、自然石を積んだ野面積みの手法。 上半分は後世に修復したようで、切石を積んだ状態になっているのが 良く分かる良好な遺構です♪ 更に一ノ城戸近くの城壁の下部には水門が設けられていて、大雨の際に 決壊しないよう、水圧をうまく逃がすしくみが何と!今も生きている そうです!! 古代の建築技術のレベルに素晴らしさに感動で鳥肌モノです(笑)
で、見るべきものを見たので、山頂部の主郭は迷った末に パスする事にして下山です(涙)
二ノ城戸まで戻り、三ノ城戸への直行ルートがあったので そちらへ進むと・・・・・・・
落石が! 落石で山道が潰されておる!!(滝汗)
この先に本当に道があるのか不安になったので、俺一人先行して 行ってみる事にします。 で、岩を避けて木の根や蔦を伝って進んで行くと(マテ)
崖が! 前方全面が崖!!!(涙)
岩肌を登ったり、横ばい移動までして突破します!!
岩場を抜けると、木の枝に赤いテープが巻かれていたので 人の手が入っている証拠なので行ける!はず(汗)
ま〜おそらく、赤いテープはこの先危険!みたな警告でしょうけど
・・・・・・・・・・俺、その警告の外側から来たしね(爆)
そのまま森を抜けると三ノ城戸の近所まで出られたので、後続組に 電話して呼び寄せます。
あぁ〜崖には気をつけてね♪ 後、赤いテープが目印よ!(笑)
因みに一人で山道を突き進んでいる最中にかなり近くで猪に遭遇して います(爆) 結構マジで焦りました(汗)
結局下山するまで2時間半も掛かった恐ろしい規模の山城でした(涙) しかし、その分非常に貴重で、更に素晴らしい遺構が見られたので オールOKです!(笑)
流石にかなり体力を使ったので、帰路に着きつつ行けるところだけ 観光する事にします〜
ナビよ 何でこんな山道を選んだ!!(怒) ってくらいに可笑しいナビに誘導されて凄まじい山道を 走って行きます(涙)
途中、山の中の道で目の前に鹿が崖から降りて来て、更に車の前を 歩き出したので大変でした(滝汗)
そんなこんなで心底運転に気を使った山道を突破して 長閑な田園の中に建つ『椎根の石屋根』を親切な地元の婆さんに 色々教えて貰いながら見学して来ました♪
今では椎根地区に僅かに残るのみとなった石屋根は、強風に悩まされる 事の多い対馬ならではの建物で、屋根を平たい石で葺いたものの事を 言います。
古い木造の平屋の屋根に平たい石が乗っている不思議な建物です(笑)
さて、流石に外も暗くなり始めてきたので今日の観光はこれで終了 ですね。
向かったのは『西山寺』と言うお寺です。 8世紀から明治元年まで対馬藩の対朝鮮外交機関である以酊庵が 置かれていた由緒あるお寺です。
・・・・・・・・・・・観光じゃないよ
宿泊だよ(爆)
このお寺、宿坊もやっていて しかも所々をリフォームしているので、宿坊の部分は洋室もある 近代的な建物になっています☆
今日、明日と珍しく同じ宿で連泊します!
狭い住宅地を怖々車で登って行き、何とか到着(汗) チェックインを済ませて、部屋に荷物を置いたら街に繰り出します♪
因みに部屋割りは俺&ミッキー 老ちゃん&コチヤ
運良く、寺から歩いて五分くらいの繁華街? スーパーと飲み屋が入っている施設のすぐ近所の『厳原八幡宮』 で夏祭りがやっていました!
まさに地元の祭り!って感じの雰囲気でしたが、和太鼓やダンスの 演目も盛り上がっており、屋台も数多く出ていて非常にテンションの 上がる雰囲気でした!!
飲みに行く前に折角なので屋台でたこ焼きを買ったり、フランクフルト を買ったりしておきました♪
軽く食った後に飲み屋に入り、まずは旅の初日の成功(特に金田城)を 祝して乾杯したり、明日の工程を確認したり、地酒を飲んだりして 21時半には撤収しました。
帰る前にスーパーに立ち寄って、飲み物やお菓子、アイスなどを 買ってから宿に帰りました。
部屋に戻り、内風呂とは言え小さな港と港町の夜景を眺めつつ 汗を流して
寝る前にゴッドイータータイム!!!(マテ) この為のあの部屋割りですからね(邪笑)
ミッキーが眠気でダウンするまで狩りをして、何だかんだで2時頃には 就寝・・・・
明日も早いのにね(マテ)
さ〜て、こんな感じで夏の大旅行 1日目が終了です!
・・・既に初日でこの旅の最大最凶(金田城)が終わっているので ある意味、気が楽ですが(マテ) ま〜でも、油断せずに最後まで楽しむぞ!
それではお休みなさい・・・・
続く
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