もへんじょ=だろの不定期更新日記
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2009年05月08日(金) みどりが精一杯生きました。

今朝、愛犬みどりが逝きました。

あのこが家に来たのは俺が中学2年の春だったので、かれこれ
13年以上の付き合いでした。



結構前から体調不良だったのですが、ここに来て家の中で排泄を
してしまったり、餌を食べなかったりでどんどん悪化して
行ってしまいました。



始めは、もともと持っていたアレルギー関係の症状で、
手の湿疹から膿んで腫れてしまい、そっちの症状に気を取られて
いるうちに、肺を病んでいたそうです・・・

確かな事は分かりません。
何せ、気が付いた時には体力的な問題で
「手術はおろか、検査の為の麻酔にも耐えられないだろう」との
事だったので、医者が触診した推測です・・・

生まれた時から身体が弱く、正直ここまで生きてくれるとは
思っていませんでした。

13年も生きてくれました。

あの子は確かに、我が家の一員として13年間生きました。




昨日の夜、徐々に呼吸音がおかしくなり
見る見る弱っていくのが分かりました。



その日は家族皆で夜通しでみどりの傍に居ました。



みどりは頭の良い子でした・・・
とてもプライドの高い犬でした。

呼吸するのも辛い筈なのに、立ち上がり「外へ連れて行って」と
玄関までヨタつく足で歩きます。

抱きかかえて近くの駐車場に連れて行くと、自分の足で歩きだして
本当に少しだけでしたが、オシッコとウンチをしてくれました。

家に連れ帰っても、風呂場の前で立ち止まり「足を洗って」と
ジッと此方を見つめて待っていました。



その後は布団に倒れ込み、荒い呼吸を繰り返すだけ・・・


それでも最後までみどりはみどりで居続けたんだね。

・・・すごいな〜



交代で仮眠を取り、明け方。

母に起こされてみどりの傍に向かうと、本当に最後の時が訪れようと
している状況でした。



母によると、さっき最後に、小さな声だったけれども甲高く2回ほど
鳴いたそうです。


・・・・何を伝えたかったのでしょうか?


辛いって泣いたのかな?
まだ生きたい!って言ったのかな?


・・・・・・・・ごめん、俺には何もしてあげられないよ


後は、身体や顔を撫でて呼吸が止まりそうになる度に
名前を呼びかけて、こちら側へ引き戻すの繰り返し・・・



そして最後は呼びかけにも答えぬまま・・・・



辛かったのに、頑張って生き続けたみどりをこれ以上頑張らせるもの
可哀想だからと、8:10。

みどりの死を受け入れました。




俺は今まで祖父も祖母も父も死に目に会う事は出来ませんでした。
正直かなりのトラウマです。

今回は死に目に会う事が出来ましたが・・・・・キツイね


死に目に会えないのは、ずっと死ぬまで後悔し続けるけど
死に目を看取るのも、きっとずっと自分の無力さを忘れ無い。

命が抜け落ちる瞬間が忘れられないよ





でも、今は精一杯生きたみどりを確りと見送ってあげる為に動きます。

動物霊園に連絡をして、色々と心配してくれていたご近所さんに
一言伝えに歩き、職場に休みを申請してetcetc・・・


そうこうしている内に、霊園の人がやって来て
みどりを火葬場に連れて行ってしまいました。

火葬場の関係上、立ち会う事は出来ませんでしたが、家族と
忙しい中態々集まってくれたご近所さん達に見送られて、
みどりは逝ってしまいました。




あの子が生きた13年。

小さい身体だったのに、今は家の中が寂しいです。
あんなに小さくても、放っていた体温。
一寸した反応。鳴き声。匂い。ここに居ると言う事実。
その全ての大きさに今、気付かされています。



みどり。
今まで一緒に居てくれてありがとう。
本当に、本当にお疲れ様でした。

うちの家族は皆、君を愛していました。
君が、みどりが大好きでした。
これからもずっと大好きです。

今はオヤジの下に行って、オヤジに可愛がって貰ってね!


今まで、君がくれた全てにありがとう。
どうする事も出来なかった・・・ごめんね。
君が居た、昨日までにさようなら。
君と出会えた13年前のあの日に感謝して、
君が見せてくれた、教えてくれた精一杯の命とプライドと頑張り。
君と共に暮らせて、一緒に13年を生きる事が出来て嬉しかったよ。


また会おう!


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