| 2001年10月19日(金) |
電車の車内広告で思いだした私の想い出「中編」(By E.T) |
さて、イキナリですが前回の続きです。
人買いに買われていくロミオ状態でなんとか無事に 現地に到着。 俺以外のメンバーはもうみんな来ていた、見渡してみると 家族連れが結構いる。これは少し安心できるかなと思い もう一度辺りを見渡すと 「これから富士山登山ですか?」と思わず聞きたくなるような 重装備の親父が数名!
せっかく芽生えた少しの安心が光の速さで砕け散る。 嫌な予感がしたがもう一度だけ辺りを見渡してみる。 そこには 『当駐車場ではイノシシによる被害は一切関知いたしません』 と書かれた看板が!
ここは本当に日本か?
そんなこんなで説明会が開始される。 責任者の挨拶やら今回の趣旨などお決まりの文句が続き、 さぁ始めようと思った矢先に俺の耳にこんな言葉が飛び込んできた。
「えー、前日の大雨のため地盤がゆるく土砂崩れの危険があり、 なお川の水位が上がり大変危険な状況となっております」
オイ!(怒) 神奈川県民をなめるなよ栃木県!
しかしここまで来た以上帰るわけにはいかず調査開始。 集団で獣道をひたすらもくもくと歩き続けるその姿はまるで 中世の関所破り!東照宮の家康もびっくりサ! ファンタジーワールド栃木。
獣道を歩き続けること一時間半、なんとか原っぱに到着。 すすり泣く子供達、顔面蒼白なお母様達、しゃべる気力さえも残っていない お父様達、もはや何がナニやら分からない。
その時僕らの心は一つになった 「もう帰りたい!」
しかしそうは問屋が下ろさなかった。 「え〜、ここからは男性の方のみ登っていただきます。 その他の方はここでお待ちください」
…
えっ?
関所破りの次は徴兵かよ、しかもここまで連れて来ておいて 足手まとい(女、子供)は置いてきぼりかよ! ここ(原っぱ)いかにも死体とか埋まってそうじゃん! まさに進むも地獄、残るも地獄。
ヘルワールド栃木!恐るべし!
さぁ、とうとうこの冒険活劇も次回が最終回! お楽しみにー。
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