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2006年01月10日(火)
シフトすること
 今度の参院選に向けて、立候補したいと志願する者が民主党に殺到しているという。去年の衆院選における自民党の圧勝といい、その発想の安直さに泣きたくなる。「郵政民営化。やればいいじゃん、自民党」だとか「比例区名簿、民主党なら空いてるよね」だなんて、いずれも20文字以内で着想できる。特別な野心もなく国会議員を目指してみたり、八百屋でもないのにカブカブカブと口走ってみたりして、「一攫千金」の言葉に目を光らせる今の風潮が怖い。僕は、ギャンブルで人生を失った近親を時々想う。すると、パチコン玉の行方を追いかける射幸心よりも、洗濯物を畳んだり靴を磨いたりする反復性を大切にしたい胸中に気付く。


 mixiで日記を書く機会が増えたおかげで、enpituへの更新が滞った。けれどこれからは再びこのenpituをメインにしようと思う。mixiにおいて、特定人が自分の日記にコメントを寄せるのを切望したり、特に期待もされていないのに面白い日記を書かなければと努める自分が馬鹿馬鹿しく感じるようになったからだ。他人の意向に気持ちを左右されるのではなく、平坦な道を散歩するような安寧の中で静かに日記を書いていきたいと思う。


 ただ、mixiを通じて卓球の知人が増え、卓球を数年ぶりに再開できたことは良かった。卓球のチームも結成された。そのチームは男性5人女性4人の9人で成り立ち、毎週末の日中に合同で練習している。結成の当初に立てた目標が社会人の集いにしては高邁なのが少し気になったが、かつて体育会の卓球部に在籍していた僕はその違和感を自ら打ち消した。そして、学生の頃には実現できなかった目標に達するため、熱心に練習に臨んだ。例えば、それまで吸っていた煙草を止めてランニングを習慣にした。しかし、チームのメンバー間には温度差がある。「楽しく打てればいいじゃん」な発言は許容範囲内にしても、目標を掲げた張本人がそれほど熱心でないことに僕は落胆した。「目標に向かって頑張ろうよ」などとチームメイトに檄を飛ばす気概ごと深い海に沈んでいったようだ。チームのあり方に関わらず僕は卓球を継続するが、チームの中では幽霊的存在に落ち着こうと思う。


 他人は「望ましいタイミングで」自分に「いいこと」をしてくれる。そんな思い込みが、僕の中に大きく存在しているのを感じる。果てしなく妄想的だ。盤の小さな腕時計が欲しくても、盤の大きい方が流行りなんですけどと時計屋の店員は言って執拗に薦める。それが現実だ。 //


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