* *

2006年03月07日(火) メタフォリックな意味でね


仕事で緊張してそのあと激しく自省したせいか、
ちょっと動くのも面倒なくらい疲労。
馬みたいに立ったまま眠るよ。


教科書でもおなじみの国宝「玉虫厨子」の一面に「捨身飼虎」図というのがあります。これは釈迦が前世で飢えた虎の母子を救うためにその身を投げ出したという逸話が元になっていて、それを知ったかつての私はその絵の美しさと話の内容にかなり衝撃を受けました。だって、通りすがりの虎のために!そんな!何たる慈愛…
それでまぁ自分は今までそんな人間になりたいものだとぼんやり思っていたわけですが、週末にブリさんと喋りたくっていて気づいたよ、そんな通りすがりの虎のために死んでもどうにもならん、と。他にいろいろな解決法もあるだろうに、生きてれば虎なんて100匹でも救えたかもしれんのに、一瞬の衝動でそこまでしてしまうことはない。すくなくとも餌になるべきかならないべきか、落ち着いて見極められるように準備しておくことが大切だ、と。
私は虎の餌というのになぜかものすごく惹かれるのですが、頑張ってもうちょっと先を目指したいと思います。


普段こんなことを延々と考えているせいで頭痛がするんだと思います☆
nice dream.



桐野| HomePage