指針のことば

2015年05月24日(日) 毫釐の差は千里の謬り

毫釐の差は千里の謬り
(ごうりのさはせんりのあやまり)

少しの違いがついには大きな違いを生じるということ。
わずかな違いが大きな誤りをもたらすこと。


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髪の毛一本の差が、やがて千里の差になる。
わたしはそれまで見える気がする

鍵山秀三郎

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普勧坐禅儀 道元禅師
    
然しかれども毫釐ごうりも差あれば、天地懸はるかに隔へだたり、
違順纔いじゅんわずかに起れば、紛然ふんねんとして心しんを失す。


しかしながら、分別の心が起きて本来の仏心からわずかの差を生じると、
天地の開きほどに大きく本来の仏心から遠ざかります。
また好きだとか嫌いだとか分け隔てる心が少しでも起こると、
迷いに迷って本来の仏心を失ってしまいます。
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