2002年08月18日(日)→→→transparency

きょうは久々学部お友達で青山♪なんかに行ったのだが、いかんせん時間が無かった…
せっかくせっかくゆっちゃんも来れたのに!
私が夜に先約があって(でも勝手に一時間遅くした)、あーこんなことなら約束しなきゃよかったよ!と思うのだが先約なので仕方ない。
と、思うほどさして重要な人物との約束ではなかったというか(失礼な言い方ですみません)。
でも約束は約束なので、仕方がない。
でも、また、安請け合いはやめようという教訓を(何回目だろう…)胸に刻みつつ、約束を消化し、ああこういうのって相手にも失礼だよなーと、とてもへこみつつ、帰路に着いた夏休み最終日最終夜。
(ちなみにたいていのお友達と会う時は、とても楽しみでとても楽しくて会えるのがとてもうれしいです。特にここの場所を教えているような人は、みんな大好きです。みんなはあんたなんて好きじゃないよって思ってるかもしれませんけど。)

そんなことは置いておいて、先日読んだ吉田修一「最後の息子(文春文庫)」について。
これは短編集で、表題作を含めて3編。
特に最後の「Water」という青春小説が、夏ということもあって(水泳部の話)かなりhitして来た。
文体とかどこかひねくれた感じで、淡々としていて、熱くもなくて、登場人物の気持ちを丁寧に細々と綴っているという感じ。
なのだが、涙が出るくらいせつない。胸に迫るものがある。
となりのトトロを見たときに感じるような郷愁に近いせつなさもある。
表題作は青春なんかでは全然無くて、ゲイの主人公がヒモみたいな生活をしている随所でビデオテープを回すその内容を回顧する、といった映画のような小説だ。
しかし、何かせつなくて透明な部分があって、描写の具体性だとか、じわじわと外堀を埋められて、気がつくと吉田修一の世界に落とされているといった感じ。
…重苦しさをあまり感じないのに、気がつくとやられているというか。
川上弘美に通じるものがあるかもしれない(絶対誰も頷かないと思うが)。
長編が読んでみたい。

ま、そんな感じ。
きょうゆっちゃんに、ナナちゃんは興味のあるものはすごく追求するよね。興味の無いものには全く目もくれないけれど。と言われた。
…確かに目もくれないかも。気を付けよう…。


     
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