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2017年07月27日(木) 蓮舫氏が突然の辞任

民進・蓮舫代表、会見で辞意 「選挙で勝つ体制整った」(朝日新聞 2017.07.27)

民進党の蓮舫代表が27日、「民進党の代表を引く決断を致しました」として辞任する意向を表明した。
国会内で開いた記者会見で語った。

 辞任を決断した理由について「攻めの部分は、しっかりと行政監視をしてきた。
ただ一方で、受けの部分で私は力を十分出せなかった」と述べた。

 そのうえで、「いったん退(ひ)いて、より強い受けになる。
民進党を新たな執行部に率いてもらうことが最大の策だと。
二大政党制の民進党をつくり直すことが国民のためになる」と説明。
「一議員に戻ります」と表情を引き締めた。

 衆院への転出は「一度立ち止まります」として再検討する考えを示した。

 蓮舫氏は新代表を選出する代表選を速やかに行ってほしいとの考えを示したうえで、
後任の代表の人物像について、明言を避けつつも「我が党には経験のある人、
志の常にある人、すばらしい仲間がいる。
求心力がある執行部ができることを切に願う」と語った。

 辞任を決めた時期について「昨日、自分の中で判断した」と語った。
自身の二重国籍問題の影響については「国籍の問題は判断に入っていない。
全く別次元の問題だ」と述べた。

 蓮舫氏は辞任の決断について「誰にも相談していない」としたうえで、
「人事に着手する手段もあったが、遠心力を求心力に変えるときに、
人事で高まるのか。安倍内閣をただすために、人事ではなく、
新たな執行部に委ねる道を取った」と語った。

 急な辞任表明について、「(民進党支持者らには)申し訳ないと思う。
ただ1日でも空白をつくらない。強い民進党を示すための代表選を通して、
立ち止まって見つめてくれるような議論を経て、
安倍内閣に代わり私たちがいる、と強く示したい」と語った。

 参院議員として党首を務めた蓮舫氏。それが弱点だったかと問われると、
「そう感じないと言えばうそになる」。
そのうえで「今の政権のあり方、いつ解散総選挙があってもおかしくはない。
総選挙に勝つ体制は整っているので、新しい方が早い段階で代表選を終えて、
後段の仕上げを担って頂きたい」と語った。

 東京都議選では、前身の民主党時代を含めて過去最低の5議席となり惨敗。
離党者も相次ぐが、民進党はまとまれるかと聞かれると、
蓮舫氏は「できます。後ろから撃たれても水鉄砲。時間がたてば乾く。
時間をかけてゆっくり関係を構築できている。信頼できる民進党にできる」と力を込めた。


都議選惨敗してますが東京であっても地方選挙であって

衆参のような国政選挙での惨敗ではないので辞任する必要もないのに

突然の辞任表明に「なんで?」と思ったのですが、

野田氏が幹事長を辞任し後任人事を探してみるも誰も引き受けたがらないし、

桜井議員など離党をほのめかしていた議員もいて党の求心力が低下し、

にっちもさっちも行かなくなって追い込まれての辞任だったんじゃないかと思います。

(もしかしたら民進党内で嫌われているでしょうか…。)

蓮舫氏は今日の辞任会見で

「安倍政権を追い込んでも、民進党が受け皿になれなければ
 政治不信が増すばかりで、それでは国民が不幸になる」

と言っていました。

なぜ、これが分かっているのにあのような国会対応をしていたのでしょうか。

蓮舫氏が代表に就任した時は

「批判する党から提案する党に変わります」と言ってたので、

これで少しはまともな政策論争ができるかも、と期待したものの、

フタを開ければ、けっきょくこれまでと同じで批判だけしかない

政策論争より政局で支持を得ようとする党でガッカリしました。

まっこうから意見が違い対立しているのは見た目にも分かりやすいし

時には大衆の娯楽にもなりますけど、

それでは国民にとっては得るものが何もないんですよね。

民主党から民進党に変えても代表を代えても支持率が下がるのは

民進党は野党共闘で共産党を意識しすぎるあまり

共産党との差別化ができなくなっているからなのではと思うんです。

テロ等準備罪法案(共謀罪)でも民進案の中には良いものがあったのだから

自民に取り入れることを迫れば良かったんじゃないかと今でも思ってます。

それこそ自民が要求を呑めば法案支持に回るぐらいのことを

大胆に迫れば良かったんじゃないかと。

しかしながら野党共闘を意識して反対しかできなかった。

反対しか言わないなら共産党でいいじゃんって思いますもん。

蓮舫氏の辞任で後任の代表によっては安倍首相も窮地に立たされるんじゃないかと思いますが、

そうなりそうな人が思い浮かばないですよね。

もう民進党は誰が代表になっても二大政党の役割ができるほどの浮上は難しいんじゃないでしょうか。

新代表になったら最初はご祝儀相場で支持率が上がっても、

その後にこれまでのように政局優先で批判しかしない党だと下がって行くことでしょう。







名塚元哉 |←ホームページ