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2016年10月25日(火) 精神医学界は「香山リカ」をいつまで野放しにしているのか。

元女優・高樹沙耶容疑者 大麻所持の疑いで現行犯逮捕(スポニチ 2016.10.25)

女優の高樹沙耶こと益戸育江容疑者(53)が大麻取締法違反(所持)の疑いで
厚生労働省の麻薬取締部に現行犯逮捕されたことが25日、分かった。

移住先の沖縄県石垣島で大麻を隠し持っていたという。
同容疑者は「私の物ではない」と容疑を否認している。

 医療用大麻の合法化を訴え、今年7月の参院選には新党改革から東京選挙区で立候補したが、落選した。

 2008年から「エコ活動を本気でするため」と本名(益戸育江)で活動を開始。
12年には所属事務所を辞め、千葉県南房総市から沖縄県石垣市に移住し、エコ活動を続けてきた。

 参院選出馬表明の会見で、「医療用大麻の推進を訴えていきたい」と
持論の医療用大麻の合法化を公約に掲げた。
「海外のさまざまな医療機関で使われているが、
我が国では麻薬という誤解を受けていて研究すら難しい」と指摘。
認知症の予防やがんやリウマチに効果があるという海外の研究結果もあるといい
「自然の生薬を使って健康になるのであれば、直ちに使った方がいいと思う」と主張した。


高樹沙耶 “大麻女優”と呼ばれて石垣島へ…男性4人と共同生活の現在(スポニチ 2016.10.07)

薬物で逮捕される有名人は意外性のある人と意外性のない人に分けれらますが、

「ああ、やっぱり」という感想しかない意外性のない人が逮捕されました。

高樹沙耶氏のように医療用大麻解禁と主張している人のなかには

いかにもな怪しい人が多いんですよね。

医療用が解禁されたら次は合法大麻を解禁せよって言い出すのが見え見えで

自分が好きなときに好きなだけ使用したいから、

まずは患者に寄り添う風で医療用を利用してるんですよ。

先日も産業用大麻を栽培している人たちが違法大麻所持で逮捕されていましたが、

産業用大麻で町おこし・・・移住の栽培男「違法大麻」で逮捕!支援の町長ガックリ(J-castテレビウォッチ 2016.10.18)

違法大麻に手を出す人が産業用を隠れ蓑にしていたり医療大麻推進論者だったりすると

もし、ちゃんとした効果があると証明されたとしても

医療用の合法化すら難しくなってしまうのではないでしょうか。


香山リカ氏が断言 怒声浴びる機動隊員の心理的影響は「皆無」(livedoor NEWS 2016.10.24)

22日、精神科医の香山リカ氏が自身のTwitter上で、
沖縄の基地反対派から怒声を浴びる機動隊員について、「心理的影響は皆無」だと断言した。

ことの発端は、大阪府警から沖縄県に派遣された機動隊員が発した発言にある。
18日、米軍ヘリパッド建設工事をめぐって対立が続く沖縄県の米軍北部訓練場で、
フェンス越しに抗議を行っていた市民に対し、機動隊員が声を荒げて「土人が」と言い放った。
この機動隊員が発言を認めたため、大阪府警は戒告の懲戒処分を下している。

こうした「土人」発言の是非が争われる中、どうやら反対派の一部には、
機動隊員に向かって暴言を飛ばす者もいるようだ。
そこで、あるTwitterユーザーが香山氏に対して、「毎日毎日罵声を浴びせられたら
精神的に結構なダメージを受けると思うのですが、
『沖縄勤務の警官達』の精神状態を専門家の目線で分析すると、どうだと思いますか?」と尋ねた。

この質問に対し、香山氏は「職務でのことなので、ダメージは一般の状況とは違います」
「警察は内部の心のケアシステムも充実してます」と回答。ユーザーがなおも反論したが、
香山氏は「『仕事につき心理的影響は皆無』が答えです」
「『罵声』で惨事ストレスは発生しません。無影響です」と断言したのだった。

そして、「職務中に反対派の丸腰のシニアや女性の怒声に心が折れて
ケアが必要になるほど公私の線引きもできない繊細すぎる人」が機動隊員の中に存在した場合について、
「不適応を起こしてるのだから配置がえをした方がよい」と、異動を勧めていた。




この論理なら職場のストレスでメンタルやられる人は1人もいないということになるわけですが、

今月、電通の女性新入社員が過労や上司のパワハラで鬱になり

自殺していたことが問題視され注目されているときに

精神科医が「仕事中に浴びせられる暴言は心理的に影響ない」って

言い切っているのが凄いですよね。

精神科医なら暴言などのパワハラで精神を病んでしまった患者のカウンセリングもしているはずなのに。

前々から例えば「原発賛成派は適応障害で引き込もりやニート」と

自分の気に入らない人に対して診断もせずに勝手に病名をつけて蔑んでみたり、

この人の発言には首を傾げたくなることばかりですが、

医療よりも思想と感情が優先するなら医師として相応しくないと思うわけで、

神経精神医学界はなんらかの対応をそろそろするべきなんじゃないでしょうか。

学界の信用問題にも繋がりかねませんよ。







名塚元哉 |←ホームページ