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2016年04月07日(木) ガソリンだけに燃えやすいカチカチ山尾

民進・山尾政調会長が釈明 不自然なガソリン代支出「元秘書が不正の可能性」 
監督責任認めつつも続投を表明
(産経新聞 4月6日)

民進党の山尾志桜里政調会長は6日の定例記者会見で、支部長を務める愛知県内の
政党支部の平成24年分収支報告書で約230万円分のガソリン代を計上した問題について、
会計担当だった元公設秘書が不適切な処理をした可能性が高いと釈明した。
山尾氏は監督責任を認めつつ、政調会長は続ける考えを示した。
待機児童問題などで脚光を浴びた山尾氏だが、杜撰な資金管理を見逃し、
元検事らしからぬ甘さを露呈した。

 山尾氏は24年分のガソリン代の支出は総額約429万円だったことを明らかにした。
支部では主にプリペイドカードでガソリン代を支出し、
そのレシートと引き換えに代金を精算しているという。
山尾氏は、元秘書が在籍した24年7月までの期間に「不自然な支出が突出して多い」と指摘。
カード124枚(248万円相当)について「支部として購入した事実がない」と説明した。

 さらに、元秘書が給油所に廃棄されていた他人のレシートを使って精算していた可能性にも言及。
「秘書が関与した蓋然性が高い」と述べた上で、
支部としてカードの換金や有権者への配布は「ない」と断言した。

元秘書への法的措置を検討していると強調した山尾氏だが、現在も連絡はとれていないといい、
元秘書の「不正行為」と断定する根拠は示さなかった。

 また、自らの資金管理団体「桜友会」が24年の政治資金収支報告書に、
個人からの寄付の上限額を超える1144万円を山尾氏から受けたとの記載や、
桜友会から政党支部へ寄付した金額が双方の収支報告書で食い違ったことは「手違いだ」と説明した。
いずれも3月までに訂正した。

 一方、桜友会をめぐっては、26年分の収支報告書で
「新築祝い」名目で選挙区内の店舗に2万1千円を支出した記載があることも判明。
「当選御礼」の不特定多数へのショートメールの送信も認めた。
いずれも公職選挙法に抵触する可能性があるが、山尾氏はこれも「手違い」と釈明。
「事実を知りながら嘘をついたことはない」と強調した。

 秘書の不祥事が発覚した甘利明前経済財政担当相は監督責任を認めて1月に閣僚を辞任したが、
山尾氏は「事案は違う」とし、続投に重ねて意欲を示した。

 山尾氏は冒頭の自身の説明で「監督が至らず、申し訳ない」と述べるにとどまった。
自身が「被害者」との主張が目立ったことに対し、
記者団に「反省の言葉がない」と問われ、ようやく「猛省している」
「大変恥じている」と謝罪のトーンを強めていった。







釈明の会見が行われましたが、

釈明の会見によって更なる疑問点が出てますよね。

当初、報じられていた額230万円から490万円に増えてるのはなぜなのか?

捨てられていたレシートを拾って利用したというのも、

1年間ガソリンスタンドに通い続けて、

毎回きっちり2万円のレシートを124枚も拾ったのかという疑問。

事務所スタッフがプリペイドカードを買いに来ていたという報道もありました。

2万円ガソリンプリカ購入「年に105回」 民進・山尾政調会長に不可解な金の流れ(J-CASTニュース 4月1日)

ガソリン代として9回分、約20万円を計上しながら、
2万円のガソリンプリペイドカードに計105回、総額210万円も支出していたのだ。
特に山尾氏の事務所にもなっている民主支部に隣接していたスタンドで、
95回もプリカを購入していたのが目立っている。
1日で5回、10万円も購入していた日もあった。

 そこでこのスタンドに取材すると、店員がこう答えた。

「議員ご本人は、私は見かけたことはありませんが、事務所のスタッフがよく
プリペイドカードを買いに来ていたのは覚えています。
スタッフは、今でも来られていますよ。給油もプリカを使っていましたが、
なぜそんなに買われたのかは、こちらでは分かりません」


プリペイドカード自体も換金できるのでその問題点も払拭できていませんし、

ほかにもいろいろあるみたいですけど、



山尾志桜里議員の4月6日の説明と政治資金収支報告書の間での奇妙な謎ポイントと、
それよりやばそな内容があることについて -Togetterまとめ


1月に週刊文春が経済再生担当相だった甘利明氏の金銭授受疑惑を報道した際、

山尾議員は国会で「例え本人が関与してなくても秘書だけに責任を負わせるなんてありえない

ご本人の責任が免れるわけはない監督責任はある」と甘利大臣を追及しておりましたが、

その後の調査で甘利氏自身には違法性もなく

秘書が裏でこっそり賄賂を受け取っていたことが分かりました。

それでも、甘利氏は秘書の罪は私の罪でもあるとして会見の場で、

「秘書が勝手にやったことですが秘書の罪は私の監督責任でもあります」と発言し、

監督責任と道義的責任をとって清く辞任したのを多くの国民が見た後に、

その甘利氏を「本人に違法性はなくとも監督責任はある」と

厳しく追求し辞任も要求をしていたご自身が

秘書が勝手にやっただけで私は悪くない私は辞める必要はないという

ダブルスタンダードな対応では、

逆にイメージが悪くなるだけではないでしょうか。

甘利氏の大臣辞任から秘書が勝手にやった違法行為でも監督責任で辞任する、

これからは政治の世界でも健全な流れになるものだと思っていましたが、

民進党と山尾議員の対応やメディアの報道を見ていたら、

どうやら自民党以外は例外らしいですけど、

甘利氏の後で秘書だけに責任を負わせて終わるのは通用しなくなったと思いますよ。

まあ、太々しい山尾議員が辞めるわけないと思いましたけどね。

「日本死ね」でようやく目立って、それによって得た政調会長の地位を捨てるわけないし。

ただし、秘書の責任にして本人は辞任しないことを選んだことにより

この先、民進党が甘利氏を追及しても説得力はないですし、

民進党の支持が上がることもないでしょう。

危機管理への対応が相変わらずヘタクソだと思います。








名塚元哉 |←ホームページ