後藤さん殺害とする映像…ネットに投稿(読売新聞 2月1日)テロリストは攻撃や恐怖によって主張を拡散させるのが目的なわけですから、記事を引用するとISILの思う壺なので、あえて上記の記事の引用はしません。今朝はこのニュースで持ちきりでしたが、何度も映像とISILの主張を繰り返して放送するメディアはなにを考えているのでしょうか。これこそテロリストの思う壺なわけですし、特にテレビ朝日は朝の子供番組を中止してまで、この映像を繰り返し流していましたが、アニメやトッキュウジャーを見たくてテレビを点けたちびっ子にショッキングな映像を見せるなんて言語道断だと思うわけです。こんな時こそ子供には理不尽な悪を倒す正義のヒーローを見せるべきでしょう。後藤さん殺害映像 官房長官「本人の可能性が高い。後藤さん本人と考えている」(産経新聞 2月1日)首相「全力で対応してきたが、痛恨の極み」(読売新聞 2月1日)日本政府は1日朝、首相官邸で関係閣僚会議を開いた。会議後、中谷防衛相は記者団に、「警察庁から(後藤さん)本人であるという信ぴょう性が高いと報告があった」と述べた。 これに先立ち、安倍首相は記者団に、「政府として全力で対応してきたが、痛恨の極みだ。非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。テロリストたちを決して許さない。その罪を償わせるために国際社会と連携していく。人道支援をさらに拡充していく」と語った。 イスラム国は1月20日、後藤さんらの身代金として、日本政府に2億ドル(約236億円)を要求。24日には身代金要求を取り下げ、後藤さんと、2005年にヨルダンの首都アンマンで起きた同時爆破テロ事件の実行犯の一人、サジダ・リシャウィ死刑囚との交換を求めた。27日には「24時間以内」に、29日には現地時間の「29日日没」までに応じなければ、ヨルダン軍パイロットを殺害すると通告した。後藤健二氏の解放を願っていましたが残念で痛ましい結果になってしまいました。ISILには憤りしか感じません。後藤氏がもっとも伝えたかったシリアの現状や逃れる難民のことやこれまでの活動が、後藤氏が身を持って示すことになってしまったのも悲劇的な結末です。政府は後藤氏の救出に全力を注いできましたが、常識が通じない悪の権化と対峙するにしても、わが国は軍事の後ろ盾もないし交渉力も無いに等しく、そして次々に要求を突きつける組織に翻弄され続ける中で、ヨルダンやトルコといった他国の交渉ルートに頼わざるを得なかったですが、ヨルダン政府も巻き込まれる形となってしまったことで、ヨルダンも非常に心苦しい立場になったことと思います。パイロットの安否が前提とはいえリシャウィ死刑囚の釈放も選択肢として考えてくださったヨルダン政府に感謝申し上げます。そして湯川氏と後藤氏が殺害されるという痛ましい結果となってしまいましたが、日本政府とヨルダンの現地対策本部で救出のため少ないカードしか持ち合わせていないなかにおいても必死に対応された政府関係者の方々も今はとても悔しい思いをなされていると思われますが、自分たちを責めないで欲しいですし、ただただお疲れ様でしたと伝えたいです。この結果に「安倍が悪い」「安倍のせいだ」とISILに同調したサヨクの人達が嬉々としていますけれど、生前の後藤氏は難民への人道支援の必要性を言っておられたので、安倍首相が打ち出した難民への人道支援と経済支援の方針に考えが近いと思われるのですが、その安倍首相の人道支援を批判している人達は、けっきょく後藤氏の命を自分のイデオロギーに利用してるだけだったと思うんですよね。政府としては今後も難民や近隣諸国への人道支援によってテロ拡大を防ぐことに尽力を注いで欲しいと思います。改めまして、湯川氏と後藤氏のご冥福をお祈りいたします。