ちょっと前のニュースですが。脱原発テント、国が損害請求 代表者らに1100万円(朝日新聞 3月21日)東京・霞が関の経済産業省前でテントを張って「脱原発」を訴えるグループは21日に記者会見を開き、経産省から「テントを無許可設置した損害金」として約1100万円を支払うよう通知されたことを明らかにした。 通知は14日付で、テントを運営するグループ「経産省前テントひろば」の代表ら2人に対して支払いを求めているという。経産省はテントの撤去を求めて提訴する動きを見せているが、会見に同席したルポライターの鎌田慧さんは「私たちは政治を批判できる権利がある」と指摘。メンバーたちは撤退しない考えを示した。 グループは2011年9月にテントを張り、署名活動などを続けている。我が国は言論の自由が認められて政治を批判する権利も誰にでもありますが、だからと言って無許可で他人の土地を占領する法を犯してまで自分達の主義主張をする権利はありません。自由は義務と責任を果たした上で保証されるもので、 法の逸脱は自由ではなく、ただの「身勝手」ではないでしょうか。 合法的な手段で原発反対を主張すればいいのですが、つい最近にあった電車に反原発メッセージを落書きしていた件といい、新三田駅で電車に落書き「NONUKE」 2本が一部運転取りやめ(産経新聞 3月4日)自分達が正義で正義のためならどんな方法であっても構わない、原発反対という大義の前には法律違反も仕方ないという思考で、犯罪行為に走る、そしてそれを擁護しているのは、形は違えどテロリストとなんら変わりませんよ。それに1100万円も集めようと思えばすぐ集まるんじゃないでしょうか。さらに言えば、大江健三郎氏や坂本龍一氏や瀬戸内寂聴氏など著名な文化人も賛同してる活動で、何十万人も集められるぐらいの力があるのですから、全国の反原発な人達からカンパを募って霞が関の経済産業省近くのビルの一室を借りて合法的な形で抗議なりすればいいのです。ところが、そういう行動に移らず居座っているのは、最初から力で排除されることを招致で不法占拠して、 暴力による言論封殺と戦う正義感溢れる健気な私達という絵面を作るのが目的なのでしょう。 強制代執行の画をスローで流してBGMに中島みゆきさんの「世情」をかけて(笑)ホント、こんな強行的なことばかりをしているから支持や理解を失って、先の選挙で原発廃止を訴えた党は惨敗するし、反原発運動も収束していくのです。