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2010年06月07日(月) 官房機密費がジャーナリストや評論家に賄賂として渡っていた話

野中・元自民幹事長:官房長官時代、機密費を月7000万円 「国対、評論家にも」(毎日新聞 5月21日)
わたしはこれで記者を堕落させた 「機密費」で接待、「女」も用意 平野貞夫・元参院議員に聞く(J-CASTニュース 5月30日)

日本はトップの使い捨てがお好き?日本の政治とジャーナリズムの暗部を英誌が厳しく指摘(JB Press 6月4日)

日本でも一部で報道されていることだが、もしも欧米だったら大変なスキャンダルになるはずなのに、
なぜそうならないのか、英エコノミストが指摘した記事である。

半年で3億6000万円も使われた官房機密費

 民主党は前の自民党政権時代に使途の分からない、
また領収書も必要のない官房機密費について、
その使い道をつまびらかにするように再三求めてきた。
また、政権交代した折には、官房機密費をなくすと明言していた。

 ところが、政権を取った後は見事に前言を翻した。
それだけでなく、昨年9月から今年3月までの半年で平野博文官房長官は、
3億6000万円を使い、残ったのはわずか1600万円で、それは国庫に返納したとしている。

 3億6000万円のかなりの部分が、迷走の果てに自民党時代に決めた結論に
戻ってしまった普天間問題への対応に充てられたという。
沖縄視察の際の飲み食いなどである。

 さらに、エコノミストは暗示するにとどめているが、日本の一部報道によれば、
大マスコミの官邸記者や政治評論家などにも渡ったという。
その額は1人数万円から数十万円にも達するとも言われている。

証拠を見つけるのは難しいが、ある大物評論家が「私はきっぱり断った」
とも証言していることから、限りなく黒に近い灰色であることは確かだろう。

数万円から数十万円ももらっていたジャーナリストたち

鳩山由紀夫首相は、普天間問題の迷走と政治とカネの2つの問題で
国民が聞く耳を持たなくなったとして辞任を決めた。

 しかし、多額のカネでジャーナリストや評論家の口を封じているとしたら、
首相が母親からもらっていた政治資金とか、小沢一郎幹事長の記載漏れとは
比較にならないほど大きな問題なのではないか。

 そして、数万円程度のカネでペンを簡単に曲げる大手メディアのジャーナリストたち。
同業者だと思うと恥ずかしくて物も言えない。

 エコノミストの記事によって、
世界中に自分たちの恥が知れ渡っていることを肝に銘じるべきだろう。
残念だが日本のメディア不況は、自業自得としか思えない。


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官房機密費がジャーナリストや評論家に賄賂として渡っている話が、

官房長官経験者の野中氏の口から出たことは衝撃的で、

国民の税金を使って政治家が世論工作、

国民の税金を不正に貰って政治家の傀儡になるジャーナリストや評論家たちという

この政治とマスメディアの根幹を揺るがしかねない大スキャンダルですが、

まったくと言っていいほど報道されていません。

ご紹介する田原氏と上杉氏の対談で、

機密費が記者に渡っていた話を長く語っていますが、


現代ビジネス緊急対談「田原総一朗×上杉隆」 民主党政権について
http://www.ustream.tv/recorded/7412783




動画によれば、安倍政権(塩崎官房長官)のときの官房機密費のリストは

まだ流出していないそうです。

上杉氏によると「断言はできないけど、安倍政権のときはマスコミ関係者に
金を配っていない可能性がある。 だからあんなに叩かれたのか?」とコメントしています。

他にも小泉政権から金を配るのを止めていたようだとも言っています。

機密費については、新聞社に所属する若手記者が受け取りを

断ってしまうと上司に怒られる。

もしくは村八分にされるので断れないシステムが続いていたそうです。

さらに上杉氏はジャーナリストになる前は鳩山邦夫氏の秘書をしており、

記者との会食のあとに鳩山家のママから出ていた子供手当(お金)を

お車代や結婚記念日のお金として記者に渡していた話をしており、

機密費だけではなく政治家のポケットマネーが出ていることも多いと暴露しています。

野中氏の語っている官房機密費がマスコミ関係者に使われていた話は

自民党政権化時代の話なので、

自民党嫌いのジャーナリストや新聞社、出版社が追求しようと思えば

追及は可能なのに静かなままですし、

核の密約を暴こうとした民主党が、

自民党の信用を無くす絶好のチャンスである

この一大スキャンダルを暴くのかと思いきや、こちらも静かなままです。

ましてや、民主党は野党時代に自分たちが与党になれば、

機密費を何に使用したかを公開すると何度も主張していましたが、

それがどういうことか未だ公開していません。

そして、有耶無耶になっている機密費の公開を

メディアが約束違反だと言って追求することもしません。

関西ローカル番組で青山氏や三宅氏は

野中氏は暴露するなら受け取った人の実名もちゃんと明かすべき、

でないとネット上で憶測で「誰それは貰ってそう」という話が書かかれ、

貰っていない人間にとっては名誉にかかわる問題なので、

非常に迷惑と言っているように、

野中氏も同じ暴露するなら実名を出すべきでした。

ジャーナリストにしても政治家にしても

この件にだんまりを決め込んでいるのは、

機密費以外にポケットマネーも含めて、

渡す側も貰う側もお互い後ろめたい行為をしている

自覚を持っているからなのでしょう。

貰っていない人間なら堂々追及できそうなのですが、

記者なら会社をクビになる、フリージャーナリストなら

仕事が貰えなくなるということを危惧しているからなのかもしれません。

与野党とマスメディアの信用・信頼を揺るがすこの世論工作スキャンダルは、

このまま有耶無耶になってフェードアウトしてしまうのでしょうか。

関連リンク:『ぼやきくっくり』2010.06.03
「アンカー」鳩山・小沢W辞意表明&私は官房機密費もらってません









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