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2006年06月20日(火) 本村洋さんの戦いはもうしばらく続く。

イラク陸自の撤収決定、首相「人道支援一定の役割」(読売新聞)

自衛隊の皆様については、長きにわたり外地での任務、

本当にお疲れ様でした。

隊員から一名の死者もださず、日本に帰還できることはまことに喜ばしく

また、日本国民の一人として、大変誇りに思います。

残留任務残りわずかではありますが、無事勤め上げ、

日本に無事帰還できるよう願っています。


罪重いが生きたい 山口母子殺害の元少年被告

山口県光市の母子殺害事件で、殺人罪などに問われ
1、2審で無期懲役(求刑死刑)を言い渡された
男性被告(25)=事件当時(18)=が20日の最高裁判決を前に
「罪は重く極刑以外ないが、生きたい。悪人のまま終わりたくない」
と話していることが15日、関係者の話で分かった。
被害者の遺族に謝罪の手紙を書き続けているという。
 上告審では2審判決を変更する際に開かれる弁論があり、
最高裁は死刑相当と判断する可能性もある。
弁護側は「ようやく事実と向き合い、反省している」とし、
遺族は「手紙は読んでいない。
死刑の可能性を感じて初めて真剣になったのだろう」と話している。

(共同通信 6月15日19時42分更新)


光市の母子殺害、無期懲役を破棄・差し戻し…最高裁

山口県光市で1999年に起きた母子殺害事件で、
殺人や強姦致死などの罪に問われ、1、2審で無期懲役の判決を受けた
元会社員(25)(犯行時18歳)に対する上告審判決が20日、
最高裁第3小法廷であった。

 浜田邦夫裁判長(退官のため上田豊三裁判官が代読)は、
「計画性のなさや少年だったことを理由に死刑を回避した2審判決の
量刑は甚だしく不当で、破棄しなければ著しく正義に反する」
と述べ、
広島高裁判決を破棄し、審理を差し戻した。

 同高裁で改めて審理されるが、
元会社員に死刑判決が言い渡される可能性が極めて高くなった。

 2審の無期懲役判決を、最高裁が破棄したのは、
4人を射殺した永山則夫・元死刑囚(97年に死刑執行)に対する
83年の判決を含めて戦後3例目。犯行時に未成年だったことが
死刑回避の決定的な理由にならないとした判断は、
少年による重大事件での量刑判断に大きな影響を与えそうだ。

 判決はまず、「何ら落ち度のない2人の命を踏みにじった犯行は冷酷、
残虐で、発覚を遅らせようとするなど犯行後の情状も良くない。
罪責は誠に重大で、特に考慮すべき事情がない限り死刑を選択するほかない」と指摘。
その上で、死刑回避のために考慮すべき事情があるかを検討した。

 判決は、犯行の計画性について「事前に殺害までは予定していなかった」
と認めたが、「主婦に乱暴する手段として殺害を決意したもので、
殺害は偶発的とはいえず、計画性がないことを特に有利な事情と
評価できない」と述べた。

 また、2審判決が犯行時に18歳1か月の少年で更生の可能性があることを
死刑回避の理由とした点について、「被告の言動、態度を見る限り、
罪の深刻さと向き合っているとは認められず、犯罪的傾向も軽視できない」と指摘。
「少年だったことは死刑選択の判断に当たり相応の考慮を払うべきだが、
犯行態様や遺族の被害感情などと対比する上で、
考慮すべき一事情にとどまる」とした。

 判決は、浜田裁判長、上田、藤田宙靖、
堀籠幸男各裁判官計4人の全員一致の意見だった。

 判決によると、元会社員は99年4月、会社員・本村洋さん(30)宅に侵入し、
妻弥生さん(当時23歳)に乱暴しようとしたが抵抗されて殺害。
泣き続けた長女夕夏ちゃん(同11か月)も床にたたきつけ、
首をひもで絞めて殺害した。

(2006年6月20日20時38分 読売新聞)


山口県光市母子殺人事件

福●孝行(当時18歳)は1999年4月14日、光市内のアパートで、
主婦、本村弥生さん(当時23歳)を暴行目的で襲って殺害。
遺体を陵辱(つまり遺体を強姦した)後、
近くで泣き続ける長女夕夏ちゃん(同11カ月)も
床に何度も叩きつけた後、絞殺。さらに弥生さんの財布を盗み出した。

山口地裁は(1)犯行時は18歳と30日で発育途上
(2)法廷で被害者らに思いを致し涙を浮かべた様子から更生可能性がある
(3)生育環境に同情すべき点がある、などから無期懲役を言い渡した。

控訴審で検察側は、福田孝行が拘置所内から知人2人に出した
手紙計27通を証拠提出。

「無期はほぼキマリでして、7年をそこそこに地上にひょこり芽を出す」

「五年プラス仮で八年はいくよ。どっちにしてもオレ自身、
 刑務所のげんじょーにきょうみもあるし、早く外に出たくもない。
 キタナイ外に出るときは、完全究極体で出たい。
 じゃないと第二のぎせい者がでるかも。」

「犬がある日かわいい犬と出合った…そのまま『やっちゃった』…これは罪でしょうか」


また遺族に対しても中傷する内容を知人に宛てた手紙に書いていた。

「ま、しゃーないですね今更。被害者さんのことですやろ?知ってます。
 ありゃー調子付いてると僕もね、思うとりました。・・・でも記事にして、
ちーとでも、気分が晴れてくれるんなら好きにしてやりたいし」

「知ある者、表に出すぎる者は嫌われる。本村さんは出過ぎてしまった。
私よりかしこい。だが、もう勝った。
終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、
馬鹿(ジャンキー)は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君」


などの文面から「更正の可能性も到底認めることはできない」と改めて死刑を求めている。

安田好弘弁護士の主張

・騒ぐ弥生さんを黙らせようと口を
 押さえたつもりの右手がたまたま喉にいった殺意はなかった

・性行為も弥生さんが死んだ後に行われたため
 強姦には当たらない
 
・赤ん坊については泣き止ますために首を
 紐で蝶々結びしようとしただけ

・「(検察は)被告を極悪非道の殺人者に仕立て上げ、死刑にしようとしている」

・よって1審、2審の無期懲役は厳しすぎる減刑すべき


2006年04月18日(火) 安田好弘弁護士の主張に吐き気をおぼえる。
2006年03月15日(水) てめーの職業は弁護士だろう、最低限のことはしろ!
------------------------------(引用終了)---------------------------

最高裁判所は、あくまで法律審のみで、

事実審を行う権限は無く判決を下す所ではなく、

最高裁が死刑判決を出す可能性確率は限りなくゼロで、

破棄差し戻しか棄却のみの選択肢しかなかったのですが、

無期判決の上告を差し戻したわけですから、

無期を破棄したということは、

即ち今後の裁判で無期懲役や減刑が下ることはほぼ消滅。

死刑を前提とした差し戻しという事になり、

死刑判断を回避するような新たな事情が出ない限り死刑は確定です。

また、日本の法曹界はガチガチの階級村だそうなので、

最高裁で無期が差し戻されたのに、高裁が最高裁の決定に背いて

もう一回無期の判決を出せる裁判官なんていないでしょうし、

もし万が一、高裁が再度、無期判決でも最高裁の死刑はゆるがないでしょう。

これから先は、判決が出るまで、「死刑になるかもしれない」

「死刑になるかもしれない」という恐怖と

そして何年か経ち死刑確定になった後は、

「明日、死刑執行されるかもしれない」

「明日、死刑執行されるかもしれない」という恐怖で、

いよいよ死刑が執行されるその日までこれから福●孝行は、

死と対峙する長い恐怖の時間を体験することになります。

あと2年ほど(?)、死への恐怖を味わってもらいましょう。

 ただ、今回の差し戻し判決により、

これからも本村さんは、安田弁護士によって、

奥さんと赤ちゃんをいたぶる無茶苦茶な弁護を聞かされ

苦しく辛い時間を強いられると思うと、心中察するに余りあり、

最高裁で死刑判決を下してほしかったという本村さんの主張も理解できます。

弁護士も弁護するのは当然だけど、最低限のモラルを欠く

被害者や遺族を侮辱するような弁護については罰則を設けて欲しいものです。

弁護側は、「死刑ありきの不当な判決、

被告の元少年が本当に反省していることを高裁でアピールする」と言ってますが、

まぁ、本当に反省しているなら、

自分が犯した罪の重さに耐え切れず自殺するか、

自ら最高刑である死刑を望んだでしょう。

2審判決後は、友人に「勝った」とか被害者や遺族を侮辱する手紙を送りつつも、

死刑が近づいたとたん、「反省しています」とか「申し訳ございません。」

と命乞いしている厚かましさをみれば、反省しているとは思えません。

ところで、最近の最高裁って、

サラ金グレーゾーンしかり、今回の判決しかり、

世論に目が向いているような気がします。

浜田邦夫裁判長の発言。

「原審の判決を破棄しなければ 著しく正義に反する
 事件当時18歳1ヶ月で更正の可能性を否定できないとする
 原審の理由は死刑を回避する根拠にはならない 」


日本にも最後の良心があって本当に良かった。

 本村さんはまた新たな戦いの日々が訪れるわけですが、

どうか心労により体調を崩されないことを祈るばかりです。

こちらからは、被告に望む刑罰が下されるその日が来るまで、

頑張ってくださいとしか言えないのが本当に心苦しいです。




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