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2005年11月03日(木) 毒殺魔は16歳

昨日、書いた「中韓キムチ戦争」に新たな局面が。

「国産キムチは安全です」 (2005/11/01 朝鮮日報)

その二日後・・・。

食薬庁「国産キムチ16製品から寄生虫卵検出」(2005/11/03 朝鮮日報)

国産キムチを生産する16社の製品から寄生虫卵が検出された。
食品医薬品安全庁は10月現在、白菜キムチを生産する502業者の製品を回収し、
検査した結果、16製品(3.2%)から寄生虫卵が検出されたと、3日明らかにした。

これを受け、韓国産輸入キムチから寄生虫卵が検出されたという
中国当局の発表がおおむね事実であると確認されたことになった。

また、キムチをめぐる中国との紛争も、新たな局面を迎えることになった。

今回検出された寄生虫卵は回虫卵4件、犬や猫の回虫卵9件、その他3件で、
犬と猫の回虫卵が多数検出されたのは、
野放しの犬や猫の排泄物がキムチの材料に付着したことによるものと、
食品医薬品安全庁は分析した。

しかし、今回検出された寄生虫卵は初期の未成熟卵で、
摂取したとしても人への感染を起こす幼虫になるわけではなく、
排泄されるため、人体に害はないと伝えられた。

今回の検査で寄生虫卵が検出された
国内キムチ製造業者はミョンドン食品、ナムヤンなど16社。

対日輸出業者の製品にも=韓国産キムチに寄生虫卵

 韓国のキムチ輸出はほとんどが日本向けで、今年1−9月の対日輸出量は
約2万4千トン。ごく一部の製品とはいえ、韓国のキムチから寄生虫の卵が
発見されたことで、日本の消費者のイメージダウンも懸念される。 


----------------------(引用終了)-------------------------

「中国が報復のために捏造したニダ!」とか猛烈に抗議しておいて、

この結果とはね。

>しかし、今回検出された寄生虫卵は初期の未成熟卵で、
>摂取したとしても人への感染を起こす幼虫になるわけではなく

>野放しの犬や猫の排泄物がキムチの材料に付着したことによるものと、

人体に影響がないから良いという問題ではなくて、

食品を作る側が品質管理すらなってないことが問題なんですが。


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この手の毒殺魔は、何十年間に一度現れるのですが、

今回は、女子高生だっただけの話。

色々とソースを見ましたが、報道されている化学的知識も、

この年齢にしたら他の人より知識があるというぐらいだと思うんだけど。

青年期にありがちな「知っている」つもりになって、

自己を特別視しているに過ぎな感じがするんですが。

また、ワイドショーじゃ、いつもと同じく「心の闇」とか言ってようだるけど、

『心の闇』なんてもんはテレビのコメンテーターが、

飯の種として作り出した概念にすぎませんよ。

この女子高生の場合、酒鬼薔薇のような殺すこと自体に快感を覚えるタイプではなくて、

憧れた対象が毒殺魔で、自分が大好きな毒薬を調べるうちに、

実際にどうなるかその目で見たくなって、

毒薬を与えた後の変化を観察することが目的なだけだったんじゃないのかなぁ。

だから、検体が生きようが死のうがそれは結果でしかないという。

自己顕示欲や、マンガなどのキャラを自分に投影するのは、

十代の頃は誰でも大なり小なり持ち合わせていた(いる)感覚です。

殺人鬼に関する著書を多数読んで影響を受けたようですが、それもありがちなこと。

青年期に例えば、小難しい表現をした小説などを読んで影響を受け、

その文体や物言いを真似るのと全く同じ。

誰にだってその経験は少なからずあると思います。

テレビじゃ、この容疑者の女子高生を例に挙げて「他の子供にも可能性がある」

「この少女だけが特別なんじゃない」などと言っているけれど、

それも違うと思います。

例えば、「あいつムカツクから殺してやろうか。」なんて思う事は、

子供の頃なら誰だってほんの少しぐらいは経験があるでしょう。

でも、ほとんどの人は思うだけで実行なんてしません。

それは自我と想像力と抑制が働くから。

しかし実行して犯罪に手を染める人間はやはり他の人間と一線を画していて、

やはり、脳がイカレテいるのだと思います。

虫殺しにはじまり、猫などの小動物の毒殺を経て、実の母親に狂気を向ける。

腹を痛め死ぬ思いで少女を産み、16年間育ててきた母親。

そんな母親は愛する娘に毒を少量ずつ盛られ苦しみ、

最後は、実の娘にまで死にたいと訴える程の

苦しみが三ヶ月休まることなく毎日続きました。

その実の母親がもがき苦しむ様子を間近に見ながらも、

動揺もせず、自戒の念も感じず、母親が入院中も尚、

実験と証して毒を盛り続け、その様子を冷静に淡々と

感情が全くこもっていない文章でブログに書く。

そして自分が書いたブログを見て悦に入る。

この女子高生はただの鬼蓄なだけです。

この手の容疑者達に共通しているのは、他者を思いやる余裕のない肥大した自我と、

自分の欲望をコントロールすることができない自堕落な性根の二つでしょう。

この女子高生が尊敬する毒殺魔グレイム・ヤングは出所後も、

懲りずに同じ過ちで他人を殺したんだから、

グレアム・ヤングを尊敬する人物として、

自分の母親でさえ躊躇せず実験の対象したような彼女ならば、

出所後は、今度は身内ではなく実験対象が他人に行きそうで怖いですね。

また、こういう世間を騒がす事件が起こると類似事件が発生しそうで、

それも怖いです。

参考リンク:
女子高生母親毒物殺人未遂事件まとめ(本人の日記もあり)





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