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2005年10月28日(金) 安易に女系を容認しちゃっていいの?

<日韓外相会談>「追悼施設予算計上を」 韓国外相要請


   〃∩ ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)    はいはい内政干渉 内政干渉
     `ヽ_っ⌒/⌒c    
        ⌒ ⌒

  ∧_∧
⊂(#・д・)  内政干渉って言ってんだろ!!
 /   ノ∪
 し―-J |l| |
         人ペシッ!!
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皇室典範会議 女性・女系を容認 政府、通常国会に改正案

一昨日、発表された「皇室典範に関する有識者会議」の最終案ですが、

以前は、愛子様が天皇になられてもいいんじゃないのと思っていましたが、

ぼやきくっくりさまが、この件に関して詳しくまとめられた

10月27日付ブログ 女系天皇は容認できないを読むと、

女系天皇になるとこれまでの天皇家の歴史が途絶えてしまうので、

闇雲に賛同は出来ませんね。

過去に女性天皇になられた方は何人もおられますから、

愛子様が天皇になられることには無論賛成なのです。

でも女系天皇となると話が違ってきます。

違いを簡単に説明すると女性天皇は1代限り、子がいても皇位を継承しません。

次期天皇までの代打的役目です。

過去8例ありましたがその後は全て男系男子に戻っています。

しかし女系天皇制ではその子孫が代々皇位を継承してゆくことになります。

つまり女系天皇の婿の子供による新しい王朝になるのです。

有史以来脈々と受け継がれてきた世界最古の神武王朝(1600年)は幕を閉じ、

これ以降はその系統の男子が途絶えるたびに新婿を迎え王朝を立ててゆく。

いわば伝統や格式からほど遠い皇室になるわけです。

婿が一般人の場合はなおさらです。

ここまで来ると皇位の大衆化と言っても過言ではありません。

私自身、女性天皇と女系天皇の違いを最近まで知らなかったぐらいですから、

多くの国民が『女性天皇』と『女系天皇』の区別を理解していない今、

女性の天皇という言葉一つで世論をミスリードし典範改正を急ぐ

正当性がどこにあるのか甚だ疑わしいと言わざるをえません。

女系天皇制が持つ意味の重大性を国民に伝えず茶番を演ずるマスコミもそうですが、

特に有識者の責任は重大です。

座長なんて「国民の意見を聞く必要はない」とか、

この件について「皇室の方々に意見を聞かない」とも言ってます。

小泉首相は、こんなヘンな人物を座長に選んだのでしょうか?

くっくりさまのブログから引用しますが、

> つまり『女系天皇』容認は、天皇制を廃止したいと考えている勢力
>(日本共産党、日教組、朝日新聞など)を勢いづかせる可能性大ということ。
> 30年経って「女性天皇万歳」の熱が冷めた頃、そういう勢力が
>「今の天皇に正統性はない」「皇室なんて無意味」的なキャンペーンを
>長期に渡って繰り広げたら、本当に皇室はなくなってしまうかもしれません。


今日の朝日新聞朝刊オピニオン欄の「三者三論 女性天皇を考える」で、

くっくりさまの不安が的中しています。

3人の内、2人が天皇制の存在意義にまで疑問を呈しています。

横田耕一 流通経済大学法学部教授は、

『「男系限定」は憲法に違反』というテーマで、

なかでも最も酷いのが、もう一人の

ジェンダーフリー論者の加納実紀代氏(敬和学園大学特任教授) の

『天皇制そのもの議論を』です。

2ちゃんのマスコミ板「やっちゃった朝日のドキュン記事」スレに

その一部が引用されていたので、コピペでご紹介します。

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358 :文責・名無しさん :2005/10/28(金) 08:46:39 ID:aYz88twd
そのひとつがこれです。10月28日オピニオン「三者三論」
天皇制そのもの議論を 加納実紀代氏(敬和学園大学特任教授)

(前略)女性天皇が認められれば天皇制に何の問題もないかといえば、
けっしてそうではない。
私は、「階級」「民族」「ジェンダー(性)」の三つの視点からとらえている。
「民族」で言えば、天皇は「日本国民」の「統合の象徴」とされている。
逆に言えば、 非「日本国民」の排除という排外主義をはらんでいる。
また「階級」の視点では、天皇制は生まれながらの貴賎や
階級秩序を生み出す根源であり、人間平等の理念に反する。
これらは女性天皇が可能になっても変わらない。
「ジェンダー」からも問題がある。
女性・女系天皇が認められても天皇制は「世襲」であり、
血統に権威の根拠を置く。そうであるかぎり
皇室の女性には子供を生むことが強制される。
産まない自由はない。女性天皇を認めれば、
「何がなんでも男の子を」というよりはプレッシャーは
減るだろうが、産まなくてはならないことには変わりはない。
子供を産むか産まないか、
いつ何人産むかを女性自身が決められることをリプロダクティブ・ライツ
(性と生殖における自己決定権)といい、
いまや女性の人権の柱だ。天皇制はそれをあらかじめ
奪うようなシステムであり、21世紀の人権感覚になじまない。
(略)
こうした状況において世襲家族を国の「象徴」として
あおぎ続けることには、そもそも無理がある。
世論調査などでは8〜9割が天皇制を認めているというが、
若い世代は無関心だし、皇室の人々を自由がなくて
「かわいそう」とみる国民は確実に増えている。
いまや天皇制存続のために女性天皇を容認するよりも、
天皇制存続の是非を議論すべきではないだろうか。(聞き手・伊藤宏)

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やはり、女性天皇賛成派の中には、実は天皇制そのものを

無くしたい人も居るというこも知っておいたほうが良いですね。

残りの一人の方、長根英樹氏(きもの文化プロデューサー)は、

『現制度の方が皇室安定』として、

今回の結論を急ぎすぎている皇室典範改正案に警告を鳴らしています。

には、その論文が載っています。

日本人として、自分の国のなりたちや文化や伝統をどう考えるか。

皇統断絶とはどういうことなのか。

女系天皇即位というのは、男女平等やジェンダーという

今風の考えでは捉えれないほど大きな問題ではないでしょうか。

このことについて知れば知るほど、

簡単に、「はいそうですね、女系でもいいですね。」なんて言える問題ではありません。



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名塚元哉 |←ホームページ